1. 2018年3月期第2四半期決算の概要
ヘリオス テクノ ホールディング<6927>の2018年3月期第2四半期決算は、売上高11,362百万円(前年同期比24.3%増)、営業利益1,705百万円(同57.7%増)、経常利益1,654百万円(同60.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,180百万円(同65.3%増)と増収かつ大幅増益で着地した。
期初予想に対しては売上高は3.3%増と小幅な上振れにとどまったが、営業利益以下の各利益項目は期初計画に対して2倍以上に拡大した。
今第2四半期決算の最大のトピックは、製造装置事業において高精細インクジェット印刷機(HRP)の案件を納入したことだ。同社は前期に受注に成功し、2018年3月期から納入開始を予定していたが、そのうちの2/3を今第2四半期に納入した。生産に当たっては、同社が2016年10月に子会社化したリードテックが大きな貢献を果たし、計画通り8月に完納した。もう1つの大きな動きとして、今下期に納入予定だった配向膜製造装置の大型機が今第2四半期に売上計上されたことがある。この配向膜製造装置の前倒し納入が、期初計画対比での売上高の上振れの主因となった。
今第2四半期に納入したHRPの受注分の2/3については、装置の納入・据付は第1四半期から着々と進行していたものの、契約上、損益計算書への反映は第2四半期(7月−9月期)に一括してなされた。これが第1四半期(4月−6月期)と第2四半期(7月−9月期)の業績に極端な差が生じた理由だ。
製造装置事業の各製品は、利益率が高いものが多いため、このセグメントの売上構成比が大きく上昇した結果、今第2四半期の全社ベースの売上総利益率は前年同期から2.5ポイント改善した。一方で販管費はしっかりとコントロールされ、対売上高比率は前年同期から今第2四半期は0.8ポイント低下した。この結果、営業利益率は前年同期の11.8%から今第2四半期は15.0%に大きく上昇した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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