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※2021年8月10日10時に執筆
日本経済復活の鍵として期待される半導体。それが部品不足によって半導体製造装置などの納期が遅れているようです。好況である自動車業界の成長の為には半導体の供給不足は一刻も早く解消しなくてはなりませんな。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
3月に発生したルネサスエレクトロニクス那珂工場の火災、8月には中国政府が自動車向け半導体の販売業者に独占禁止法違反の疑いで取り締まりを強化した事が半導体の供給不足に拍車を掛けているようです。新型コロナの感染拡大は、依然としてアジア地域でのサプライチェーンへも影響を及ぼしています。
もちろん一時的な供給不足であって、中長期的には状況は改善されると思われます。しかしながら貿易などの観点から米中対立の様相を見るに、再び地政学的な理由で供給が滞る事も想定されます。
先日の中国国内でのゲーム業界や学習塾業界への規制でもわかるように、中国政府の声一つで状況が一変してしまうリスクを孕んでいるという認識は必要です。それを踏まえると、これからEVや半導体業界などが標的にならないとは言い切れません。ここ最近の中国政府の動向は、注視しております。
日本の製造業の代表格である自動車と半導体製造装置は、日本経済復活の要として他国に干渉されず日本政府が保護していくべき産業です。今年の下半期も投資家にとって自動車・半導体というキーワードは無視できない一年となるかもしれませんねぇ。
さて、今回は自動車・半導体関連を中心にピックアップしてみましたよ。半導体製造装置などの各種電子部品を手掛けるダイトロン<7609>は、8月2日の決算で増益着地に加えて上方修正も発表しました。チャート(日足)も決算発表後に窓を開けて動意しており、年初来高値を更新しております。
半導体集積回路の組立や検査を行うアオイ電子<6832>も、好決算と併せて上方修正を発表しました。産業機器向けや5G関連が好調で、下落基調であったチャート(日足)は底を打って切り返すと下値を切り上げております。
半導体製造過程で使われるEUV露光技術に思惑があるホロン<7748>は、8月5日の決算発表はまずまずでしたが、一部メディアが集計した売上高100億円以下の企業で「3年前と比べて配当総額の伸び率が大きかった企業のランキング」で首位となっております。直近では25日線を上抜いてきておりますな。
今年に入り上昇基調となっていた菊水電子工業<6912>は、7月29日の決算後に動意すると年初来高値を更新しました。EV用バッテリの耐電圧・絶縁試験向け安全関連試験機器が伸長するなど、EVシフトの潮流が需要拡大に繋がっているようです。
電力インフラに強みを持つ昭和電線HD<5805>も、自動車向け製品に思惑があるようです。8月2日の決算発表では、経常利益が前年同期より4.6倍の増益となり動意しました。大台の2000円を突破して年初来高値を記録した後も、上値を追うか監視ですな。PERが割安な点も見逃せません。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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