ＡＳＴＩ、前期経常は51％減益で下振れ着地・1-3月期(4Q)経常は赤字転落、今期業績は非開示

　ＡＳＴＩ <6899> [東証２] が6月9日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期の連結経常利益は前の期比51.0％減の10億円に大きく落ち込み、従来予想の12億円を下回って着地。なお、21年3月期の業績見通しは開示しなかった。

　同時に、従来未定としていた前期の期末一括配当を50円実施するとし、今期の年間配当は未定とした。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常損益は0.5億円の赤字(前年同期は6.1億円の黒字)に転落し、売上営業利益率は前年同期の3.5％→0.7％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルスの中国国内における感染拡大により、２月以降中国の生産拠点からの入荷が滞り、売上及び営業利益に対し若干の下方修正の影響がありました。４月以降日本国内においても、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞が顕著となっており、納入先の業績見通しが未公表となるなど、当社の2021年３月期の業績を見積ることが大変困難な状況となっております。そのため、繰延税金資産327百万円を取崩し、法人税等調整額を計上したため、親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表予想を下回りました。

　　上記の2020年３月期連結業績により、未定としておりました期末配当予想につきましては、１株当たり50円に修正させていただきます。