パーフェクトオーダー示現で年初来高値更新への期待高まる
時価総額:68億円
PER:4.85倍
PBR:0.38倍
車載・家電用電装品が主力で、四輪・二輪・船外機のワイヤハーネスや民生産業機器における電子制御基盤を生産する。自動運転車用におけるコーナーセンサーや電気自動車用のバッテリ充電器といったパワーエレクトロニクスなども手がける。産業用のロボットコントローラやFA制御機器なども提供。
業績面においては足元で11/11に中間決算を発表、上期はほぼ期初の計画線におさまったとみられる。主力の車載・民生機器の電装品が販売減となった一方、販管費増も利益を圧迫。ワイヤーハーネスの利益改善が貢献したものの営業利益は1Q比2Qで落ち込みが目立った。業績改善への期待は次回に持ち越しと言えるが、事業環境は徐々に改善に向かっているとみられ、バリュエーションの割安感が意識されるのも時間の問題か。
株価は10月末に200日移動平均線を上抜けるとともに値動きが一変、もみ合いのレンジ相場から徐々に上昇トレンドを形成して4月につけた年初来高値に接近。25日移動平均線を下値サポートとしながら堅調な推移を辿っている。株価チャートでは12月段階で短期・中期・長期の移動平均線が順列に並びパーフェクトオーダーが完成して需給面は大きく改善しているとみられる。
(12/27現在)