中央製、上期経常を一転赤字に下方修正、通期も減額

　中央製作所 <6846> [名証２] が10月29日午前(11:00)に業績修正を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益を従来予想の600万円の黒字→3000万円の赤字(前年同期は2100万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
　上期業績の悪化に伴い、通期の連結経常損益も従来予想の8500万円の黒字→7000万円の黒字(前期は1500万円の赤字)に17.6％下方修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループを取り巻く環境としては、国内外での半導体不足による減産や生産調整に加え、新型コロナウイルスの感染再拡大の影響により、設備投資に慎重姿勢を強めるお客様が想定以上に多く、受注環境は依然として低位な状況で推移しております。売上高においても、当初の売上計画をしていたものが下期にずれるなど、連結・個別ともに予想に届かない見込みとなります。　また、利益面においては、コスト削減に努めてまいりましたが、売上高減少の影響を補うことが出来ず、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益について上述の通り、赤字を計上する見込みとなりました。　また、通期業績予想においても企業の設備投資は、部品調達の停滞や原材料の高騰などの影響により大幅な回復が見込めないことが予想されることから売上高、利益とも前回発表時の通期業績予想の修正を行うものであります。従いまして2021年5月14日に公表いたしました通期の連結・個別業績予想値を修正することといたしました。　　また、今後も業績の推移に応じて修正が必要と判断される場合には、速やかに公表いたします。　なお、この業績予想の修正に伴う配当予想の修正はありません。※上記予想は、本資料発表日現在における入手可能な情報に基づいて算出しておりますが、実際の業績は今後の様々な要因により、記載の予想数値と異なる可能性があります。