<動意株・12日>(大引け)=サイバー、シュッピン、ユビAIなど
シュッピン<3179.T>=大幅反発。11日の取引終了後に発表した12月度の月次売上高が前年同月比26.9%増の46億500万円となり、11カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。主力のEC売上高が同33.9%増の34億7100万円となり、月次売上高の過去最高額を更新した。全事業ともに好調に推移しており、なかでもカメラ事業のEC売り上げが大きく伸長した。また、新規Web会員数も好調に推移しており、会員数は前月比5249人増の55万4124人となった。
ユビキタス AIコーポレーション<3858.T>=6日ぶり反発。同社はきょう、ITエンジニア向け見積もり作成ツールを手掛けるEngineerforce(エンジニアフォース、東京都渋谷区)と資本・業務提携したと発表しており、これを材料視した買いが入っているようだ。今後、ユビAIの製造業を中心とした顧客に対して、エンジニアフォースの製品を展開していくという。
京写<6837.T>=急反発。自動車向けを主力にプリント配線基板の製造を手掛けており、片面板の生産量では世界トップに位置している。世界的な半導体需要の拡大は、自動車の生産台数増加と電装化が進んでいることも大きな要因となっているが、今後は電気自動車(EV)シフトの動きが加速することで一段と需要の伸びが予想される。その際、半導体などデバイスを載せるプリント基板の需要もそれに比例して伸びることになり、関連メーカーにスポットが当たっている。同社は昨年5月にプリント配線板大手のメイコー<6787.T>と資本・業務提携を締結しており、グローバル規模で展開力が増強されている。業績も22年3月期営業利益が前期比4.6倍の4億5000万円を見込んでおり、業績変化率に着目した買いが加速している。
タマホーム<1419.T>=急伸。11日の取引終了後、22年5月期の連結業績予想について、売上高を2250億円から2350億円(前期比7.8%増)へ、営業利益を113億円から120億円(同9.1%増)へ、純利益を73億円から76億円(同6.0%増)へ上方修正し、あわせて110円を予定していた期末一括配当を115円に引き上げたことが好感されている。上期において、主力の住宅事業で受注状況が引き続き順調に推移し、住宅引き渡し棟数が5207棟と上場来過去最高を更新したことや、保証延長工事の契約件数増加に伴いリフォーム事業が好調に推移したことが要因。また、不動産事業の戸建分譲事業で、受注・引き渡しともに好調に推移したことや、マンション事業で新規プロジェクト3棟のうち1棟を完売し、残り2棟についても順調に販売活動を進めたことなども寄与した。
ウェルス・マネジメント<3772.T>=大幅高。高級ホテルなどへの不動産投資を主力に手掛け、足もとの業績は急速な回復を示している。同社は11日取引終了後、22年3月期の売上高予想を大幅に増額、従来予想の190億円から270億円(前期比5.1倍)に修正した。関連会社から連結子会社となった匿名組合りょうぜんが保有する不動産信託受益権の売却に伴い売り上げが大きく増加する見通しとなった。利益面では現時点ではとりあえず据え置きとしているが、今後増額される公算は大きいとみられ、時価予想PERも6倍台と割安感が強いこともあって水準訂正を見込んだ投資資金の流入を誘っている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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