村田製、アルプス電など電子部品株が高い、TSMCの業績好調と円安追い風
米アップル向け需要減速で足もと収益環境は逆風が意識されていたが、売り一巡感が台頭し今週に入り急速に戻り足をみせている。直近では、半導体受託生産世界トップの台湾メーカーTSMCの16年4~6月期営業利益が四半期ベースの過去最高益を記録したことが伝えられている。増益の原動力となったのは中国メーカー向けなどローエンドスマホの需要拡大で、日本の電子部品メーカーにとっても新興国のスマートフォン市場の拡大は中期的に追い風となる公算が大きいとの思惑が働く。また、来年には米アップルが有機EL採用の次世代iPhoneを投入する見通しで、消費者需要が喚起される可能性があり、時価は為替の円安も味方につけ見直し買いが優勢となっている。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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