「パワー半導体」が8位にランク、次世代素材の酸化ガリウムを用いた研究開発が加速へ<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「パワー半導体」が8位となっている。
電気自動車(EV)の高機能化などにつながるパワー半導体で、炭化ケイ素(SiC)に続く次世代の素材として酸化ガリウム(Ga2O3)への関心が高まっている。酸化ガリウムを材料としたパワー半導体は、窒化ガリウム(GaN)や炭化ケイ素を材料としたパワー半導体よりも高出力・高効率な特性が得られることが期待されているためだ。
このほど酸化ガリウムウエハーを開発・製造・販売するノベルクリスタルテクノロジー(埼玉県狭山市)が行った第三者割当増資で、安藤・間<1719.T>やトレックス・セミコンダクター<6616.T>、タムラ製作所<6768.T>、岩谷産業<8088.T>の関係会社である岩谷ベンチャーキャピタルが追加出資。また、日本酸素ホールディングス<4091.T>グループの大陽日酸や三菱電機<6503.T>などが新たに出資した。
大陽日酸は出資により、酸化ガリウムのエピウエハー製造に使用する量産型酸化ガリウムエピ成膜装置の開発を加速するとともに、拡大するパワー半導体市場への対応スピードの向上を図りたい考え。三菱電は自社が長年培ってきた低電力損失で信頼性の高いパワー半導体の製品設計や製造技術と、ノベルクリスタルテクノロジーの酸化ガリウムウエハーの製造技術を融合することで、省エネ性に優れた酸化ガリウムを用いたパワー半導体の研究開発に弾みをつけるとしている。
出所:MINKABU PRESS
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