<動意株・25日>(大引け)=グッドコムA、JESCO、住友林など
JESCOホールディングス<1434.T>=続伸。24日の取引終了後、ベトナム子会社がビエットパール・ガン・ハオ・ラグジャリー・ユニット・ホテル・プロジェクトに関する案件を受注したと発表しており、これが材料視されている。同プロジェクトは、ベトナムのバリア=ブンタウ省南東部ブンタウ市で進められるホテルプロジェクトで、今回受注した工事は電気設備、空調・換気設備、給排水衛生設備および防火設備工事。受注金額は736億ドン(約3億4000万円)で、21年8月期に売り上げ計上する予定という。
住友林業<1911.T>=上げ足早め年初来高値に急接近。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が24日付で投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価を1600円から1900円へ引き上げたことが好材料視されている。同証券では、米国の戸建住宅市場の好調を背景とした中期の利益成長のストーリーは健在と評価。会社側は20年12月期(9カ月)第1四半期(4~6月)決算発表時に通期の経常利益計画を240億円(期初計画150億円)に上方修正し、これを受けて同証券も経常利益予想を20年12月期は300億円(従来270億円)に上方修正した。国内の戸建注文住宅の順調な工事進捗を予想し、住宅・建築の売上高予想を増額したほか、米国の販売戸数を引き上げ、海外住宅・不動産の売上高を上方修正したという。上方修正発表後、株価は急上昇しているが、同証券予想PERで引き続き割安感があるとしている。
HANATOUR JAPAN<6561.T>=ストップ高。24日の取引終了後に発表した第2四半期決算説明会資料で、営業方針を転換し国内需要を取り込むとしたことが材料視された。オンライン・オフラインマーケティング・営業によりGoToキャンペーン集客に注力するほか、今後のインバウンド需要の回復に備えて、日本の観光地紹介動画を制作中という。なお、20年12月業績及び配当予想は引き続き未定としている。
タムラ製作所<6768.T>=大幅高で3日続伸。24日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、営業利益を5000万円から3億円(前年同期比68.1%減)へ上方修正した。新型コロナウイルス感染症の影響で売上高は343億円から326億円(同16.4%減)へやや下方修正したものの、いち早く経済活動を再開した中国で電子化学や電子部品の主力工場が想定以上に稼働することで収益回復がみられているほか、全社的な経費削減の徹底が営業利益を押し上げる見込みという。なお、最終損益は3億円の赤字(前年同期7億6600万円の黒字)の従来見通しを据え置いている。同時に、従来未定としていた中間配当を3円(前年同期5円)にすると発表した。なお、期末配当予想は引き続き未定としている。
日本システム技術<4323.T>=もみ合い離脱の動き。24日の取引終了後、従来未定としていた21年3月期の連結業績予想について、売上高185億円(前期比2.7%増)、営業利益9億8000万円(同1.0%増)、純利益5億5000万円(前期3000万円の赤字)を見込むと発表しており、営業増益見通しであることが好感されている。段階的に経済活動が再開されていることや、最新の業績動向を踏まえたという。なお、新型コロナウイルス感染拡大による影響は限定的としている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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