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パナソニック ホールディングス(6752)の買い予想。 rice-ball さんの株価予想。 目標株価: 1,042円 期間: 中期(数週間~数ヶ月) 理由: その他 パナソニック

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買い予想

パナソニック

予想株価
1,042円
現在株価との差-293 (-21.97%) 
登録時株価
953.0円
獲得ポイント
+113.83pt.
収益率
+40.13%
期間 中期(数週間~数ヶ月)
理由 その他
社長 島耕作」が社長辞任――。「モーニング」(講談社)の2012年12月6日号で島社長が2期連続の大幅赤字を計上する責任を取って辞意を伝えたことが、ネット上で反響を呼んでいる。

 島耕作シリーズは弘兼憲史氏の代表作。大手家電メーカーのモデルが、弘兼氏が勤めていた松下電器産業(現・パナソニック)であることは有名な話だ。作品にもパナソニックの苦境が投影されている。

 13年3月をメドに、プラズマディスプレイパネル(PDP)の新たな研究開発を中止する。プラズマテレビといえばパナソニック。パナソニックといえばプラズマテレビだ。国内メーカーで唯一、PDPを作っているパナソニックが基礎技術の研究開発を断念するというのだ。同社は今後、液晶パネルや有機ELパネルに技術者をシフトする。パナソニックがテレビの世界戦争で完全に敗れたことを示す、歴史的な出来事である。

 パナソニックの敗戦の原因を探ることにする。3人の経営トップの時代を経て、パナソニック、ここまで落ちた。

 2000年に社長に就任した中村邦夫がプラズマTVへの巨額投資へと経営の舵を切った。03年当時、松下電器(現パナソニック)には「プラズマは液晶より画面が明るい」という、一種のプラズマ神話があった。創業者の松下幸之助にはじまり、常にユーザーの声を聞くことで成長してきた会社なのに、薄型テレビの開発ではプラズマのみに注力して液晶TVにはほとんど見向きもしなかった。日立製作所などプラズマ陣営が次々と撤退する中、中村はプラズマにこだわり続け、6000億円超を注ぎ込んだ。

 薄型テレビの顧客ニーズを無視した戦略に、社長の器でない人物の社長就任が追い打ちをかけた。大坪文雄は2006年に社長に就任し、会長になった中村のプラズマ拡大路線を引き継いだ。大坪はグローバル企業を統率できる経営者ではなかった。ここにパナソニックの最大の悲劇がある。

 09年末には三洋電機株式のTOB(株式公開買い付け)を実施し子会社にした。三洋は既に国際競争力を失い、経営破綻の危機に陥っていたが、パナ-三洋の両社の強みを生かせばシナジー(相乗)効果を出せると盲信した。三洋電機の買収は完全に、戦略上の失敗であった。6700億円を投じ、ガラクタ会社を手に入れたのである。

 12年に社長に就任した津賀一宏は、尼崎のプラズマパネル工場を視察して「戦艦大和だ」と呟いた。津賀は中村-大坪路線の完全否定から出発したが、社長に就任するのが1年遅かった。戦艦大和は太平洋戦争の末期、沖縄に特攻出撃して、米航空機動部隊に撃沈された、戦略上は無用の長物だった。戦艦大和に引っかけて津賀は無謀なプラズマ拡大路線を批判したのだ。もう1年早く津賀が社長に就任していれば、13年3月期の7650億円の赤字は半分に抑え込めただろうとアナリストは指摘している。

 ここまでがパナソニックに起こった悲劇のおさらいである。

 ここからが、今、起こっていること。そして、これから起こることである、

●資金確保のため、スポンサーは打ち切り。銀行と融資契約

 プロゴルファーの石川遼との所属契約を13年1月で終了する。08年1月から5年間の契約を結んでいたが、延長しない。主催する国内男子ツアーのパナソニックオープンも、13年の第6回大会を最後に打ち切る。三洋電機から引き継いだ女子バドミントン部や男子バスケット部も休部。企業スポーツからも足抜きする。
3件のコメントがあります
  • イメージ
    rice-ballさん
    2013/10/2 06:46
    かつて国内電機メーカーの花形だったテレビ事業は今や各社の足かせだ。韓国、中国、台湾メーカーの価格攻勢は激しく、黒字を確保しているメーカーはほとんどない。収益性が高い50型以上の大型テレビや高精細4Kテレビで劣勢挽回の機会を狙っているが、当面は工場の集約や人件費の削減で赤字の拡大に歯止めを掛けざるを得ない状況だ。

    【国産カラーテレビ発売】昭和何年?値段は21インチでいくら?

     国内勢のテレビ事業不振を象徴付けたのが、兵庫県尼崎市にあるパナソニックのプラズマパネル工場の生産停止だ。尼崎工場は同社が2008年、薄型テレビの需要増を見込んで4000億円超を投じた巨大事業だが、その後の市況低迷で赤字が拡大、11年度に一部生産停止に追い込まれた。それに続く大型投資だった同県姫路市の液晶パネル工場も、現在生産しているのはタブレット向けなど中小型が大半だ。

     シャープも10年に最先端の液晶パネル工場を堺市で稼働したが、液晶の「一本足打法」が経営を直撃。開発から組み立てまで行う一貫体制を転換し、堺工場は鴻海(ホンハイ)精密工業(台湾)との共同運営に移行した。

     ソニーも世界に9拠点あったテレビ工場を4拠点に削減し、日立製作所は自社生産から撤退している。ソニーは13年4~6月期に3年ぶりに営業黒字化を果たした。

     各社は既存のテレビの4倍の精細度がある4Kテレビで巻き返しを狙うが、韓国勢も市場投入済みで、再び価格競争に陥る可能性もある。【横山三加子】
  • イメージ
    rice-ballさん
    2013/10/2 07:02
    【北川慧一、神沢和敬】パナソニックは1日、国内向け低価格帯デジタルカメラを、自社生産から外部調達に切り替える検討を始めたと明らかにした。自前主義を捨てて、生産を大幅に縮小。今年度の販売目標も前年度実績から2割近く落として事業を再編し、早期の収益改善を図る。

     同社の2012年度のデジカメ販売台数は617万台で、世界シェアは約7%を占める。ただ、売り上げでみると、ピークだった07年度の2434億円より約6割少ない1022億円。販売台数の半分以上を、想定価格3万円以下の低価格品が占めるが、スマートフォンの台頭で競争が激しくなって利益率が低下し、赤字の原因になっていた。

     同社は15年度までかけて、取り扱い商品数を減らして利益率の向上をめざす。13年度は、低価格帯の販売を3割以上減らす結果、販売目標を500万台に設定する。

     このため、現在デジカメを生産している福島工場(福島市)と中国・アモイの工場の生産体制を見直す。低価格品は両工場での生産から、他メーカーからの調達に転換。利益の出るミラーレス一眼など高価格品を強化する方向だ。
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    rice-ballさん
    2013/10/9 07:05
    パナソニックは2013年度末をめどにプラズマテレビ向けパネル生産を停止する方針を固めた。生産拠点の尼崎工場(兵庫県尼崎市)も売却する方針で同事業から完全撤退する。プラズマテレビ事業は同社が13年3月期まで2年連続で7500億円を超える最終赤字を計上する要因の一つだった。最大の懸案に区切りがつくことで同社の構造改革が大きく前進する。

     月内にも発表する。プラズマテレビの新規開発はすでに中止、当初は14年度の生産終了を検討していた。製品在庫がなくなる14年度に販売も終える見通し。尼崎工場で製造などに従事する従業員は主に他部門への配置転換を進める。

     尼崎工場は生産棟が3棟あり、現在稼働しているのは第2棟のみ。このうち休止している第3棟について外部企業と売却交渉しており、年内に合意できる見通し。第3棟の土地の所有者である兵庫県、尼崎市とも借地権の移転に向けて調整しているもよう。残る第1、第2棟は売却も含めて活用を検討する。

     パナソニックは尼崎工場に00年代半ばから5000億円以上を投じた。製造設備の減損処理は実施済みで、建屋で400億円強を残すのみ。撤退で評価損を計上しても、本業の収益回復で吸収できる見通し。

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