<動意株・8日>(大引け)=いであ、明星電気、林兼産業など
明星電気<6709.T>=後場に入って上げ幅拡大。同社が午後2時ごろに発表した20年3月期の連結業績予想で、売上高77億6000万円(前期比16.6%増)、営業利益3億7000万円(同26.9%増)、純利益2億4000万円(同6.5%減)を見込んでいることが好感されている。官公庁の防災大規模更新や防災未開拓市場への拡販、宇宙分野の受注回復などを見込むほか、プロジェクト遂行能力の強化やリソース活用の効率化徹底などで収益力のアップを図る。
林兼産業<2286.T>=大幅反発。同社は7日の取引終了後、集計中の19年3月期業績について、営業利益が8億円から11億円(前の期比8.5%増)へ、純利益が6億7000万円から8億6000万円(同5.3%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。売上高は447億円の従来予想に対して444億円(同2.6%増)とほぼ計画通りだったものの、主に飼料事業で水産物相場が予想を上回ったことや、水産食品事業で販売が堅調に推移したことなどが利益を押し上げたという。なお、業績予想の修正に伴い従来10円を予定していた期末一括配当を15円に引き上げるとあわせて発表した。
日本信号<6741.T>=大幅高で4日続伸。同社が7日取引終了後に発表した20年3月期の連結業績予想は、売上高が1050億円(前期比5.1%増)、営業利益は75億円(同7.1%増)、最終利益は57億円(同7.4%増)と増収増益を見込んでいる。また、19年3月期連結決算は私鉄向けなど鉄道信号システムなどが好調で収益を牽引、売上高998億5700万円(前の期比19.2%増)、営業利益70億円(同3.4倍)、最終利益53億600万円(同2.6倍)と高変化をみせており、前期に続き今期も収益成長が継続する見通しにあることは評価材料。今期年間配当は1円増配の26円を計画している。更に発行済み株式数(自社株を除く)の4.60%にあたる300万株、35億円を上限とする自社株買いを実施すると発表したことも、ポジティブサプライズとなり買い人気を増幅させている。
セキド<9878.T>=ストップ高。同社は7日の取引終了後、中国の人材獲得強化のため、中国の新幹線教育グループ(遼寧省)と業務提携すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。セキドでは、これまでも新幹線教育グループから優秀な中国人の紹介を受け、店舗スタッフとして採用してきたが、更なる人材獲得強化を図るために今回、業務提携契約を締結したという。なお、今回の業務提携にあたり、新株予約権発行などの資本提携はないとしているが、新幹線教育グループは市場でセキド株の調達を進める予定としている。
ヤマザキ<6147.T>=ストップ高。同社は7日の取引終了後、集計中の19年3月期業績について、営業利益が8800万円から2億9700万円(前の期比3.3倍)へ、純利益が7000万円から2億1800万円(同4.7倍)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。売上高は33億6000万円の従来予想に対して33億7200万円(同10.0%増)と概ね予想通りで推移したものの、生産工程の見直しや最適な人員配置などで費用の発生を見込みより削減することができたことが利益を押し上げた。また、比較的利益率の高いユニットの売り上げが増加したことも寄与した。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:minkabuPRESS
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