ニューテック、今期経常を9％下方修正、配当は10円増額

　ニューテック <6734> [東証Ｓ] が2月14日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。24年2月期の連結経常利益を従来予想の4.5億円→4.1億円(前期は4.5億円)に9.1％下方修正し、減益率が横ばい→9.1％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.4億円→1.9億円(前年同期は2.4億円)に17.1％減額し、減益率が2.4％減→19.1％減に拡大する計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の40円→50円(前期は40円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高が前回予想を下回る主な理由は、大手メーカに供給している産業用コンピュータ向け組み込み用RAIDカードの納入時期が、来期以降にスライドしたことです。なお、産業用コンピュータ市況は順調で、来期は安定した需要で推移するものと考えます。　この影響を反映し、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益についても、上記の通り業績予想を修正いたします。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題の一つと認識しており、安定的な経営基盤の確保と将来の事業展開のための企業体質強化に配慮の上、業績に応じた配当を行うことを基本方針としております。　期末配当金につきましては、当期の決算は上述の通り業績予想を修正することになりましたが、利益面は前期に近い業績見込みとなることに加えて、当社の経営環境および資本の状況等を総合的に勘案した結果、さらなる株主還元の充実を図るべく、2024年２月期の期末配当予想を１株当たり40 円から50 円に引き上げることといたしました。