テックポイント・インク<6697>は今後の成長戦略として、トータルソリューションの提供に努める方針だ。監視カメラシステム向け半導体では、将来的にCMOSセンサーまで含め、半導体とセンサーを一気通貫で送信側から受信側まで供給できる業界唯一の存在を目指している。そうした優位性を確立したうえで、さらに競争力を強化し、市場占有率を一挙に高めていく。また、車載カメラシステム向け半導体では、リア・ビューカメラやサラウンド・ビュー用途から、ドライブレコーダーや電子ミラーに用途を拡大させ、先進運転支援システム(ADAS)の自動車への搭載拡大に併せて、販売数量の増加を目指している。
車載用途のトータルソリューション例としては、車載カメラ、ドライブレコーダーのトータルソリューションの同社推計による2030年の市場規模は3,000億円※と見ている。内訳としては、車載カメラでCMOSイメージセンサーが4億台として1,600億円※、ISPが4億台として600億円※、魚眼補正とTx(送信)はISPに内蔵となる。電子ミラーは運転席のほか、サイドミラー2ヶ所の計3ヶ所となり、Rx(受信)はコントローラーに内蔵、液晶コントローラーは5,000万台想定で200億円※。サラウンド・ビュー、ドライブレコーダーでは、Rx(受信)は内蔵、サラウンド・ビューは1億台で600億円※、H.264/5ドライブレコーダーは内蔵となる。自動車メーカーの安全対策等における各種センサーの需要が高まっているほか、ドライブレコーダーにおいては間違いなく、メーカー標準装備されていくと弊社では考えている。さらに、同社は半導体とセンサーを一気通貫に供給できるため、メーカーにとっては様々なメーカーから各部品を取り寄せることなく、同社のトータルソリューション提案そのままに搭載することができることになり、弊社ではこれが同社の強みの1つであり、引き合いが高まることにつながると見ている。
※便宜上1米ドル=100円で計算
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
<SI>
この銘柄の最新ニュース
テクポイントのニュース一覧- 剰余金の配当に関するお知らせ 2024/12/17
- 当社執行役員への賞与支払い決定のお知らせ 2024/12/17
- ストック・ユニットの付与に関するお知らせ 2024/11/14
- 2024年12月期 第3四半期決算短信〔米国基準〕(連結) 2024/11/08
- 2024年12月期 第3四半期決算説明資料 2024/11/08
マーケットニュース
- 来週の株式相場に向けて=年末・年始意識しレジャー・ゲーム関連株が優位の展開か (12/20)
- 東京株式(大引け)=111円安と6日続落、方向感に欠け値を消す展開に (12/20)
- 20日香港・ハンセン指数=終値19720.70(-31.81) (12/20)
- 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も利益確定売りが下押し (12/20)
おすすめ条件でスクリーニング
テックポイント・インクの取引履歴を振り返りませんか?
テックポイント・インクの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。