テックポイント・インク<6697>の成長戦略は具体的に定まっており、前回レポートから大きな変化はないため、今後の同社の成長エンジンとなり得る戦略商品について概観しておきたい。筆頭格となるのが「CMOSイメージセンサー」である。こちらは、800万画素の4Kカメラ向け製品のサンプルが完成しており、随時出荷を開始することになる。2021年12月期第2四半期の見通し部分でも言及した通り、数量については限定的なものになる可能性があるとはいえ、性能評価の結果は非常に良好であり、2021年12月期第3四半期から第4四半期にかけて量産へ向かうと弊社では予想している。既存顧客に対して訴求できるほか、アナログカメラ、IPカメラ双方に活用できる製品であることから、CMOSイメージセンサーの業績寄与は中長期的に非常に大きなものになってくると期待できる。また、直近1~2年で高機能化需要が強まってきた「ドアフォン用(ハイビジョン対応)の半導体製品」については、現在、サンプルは完成していないものの、量産に要する期間はCMOSイメージセンサーよりも短いことから、結果的にCMOSイメージセンサーと近い時期に成果が見えてくることになりそうだ。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
<ST>
この銘柄の最新ニュース
テクポイントのニュース一覧- 当社執行役員への賞与支払い決定のお知らせ 2024/12/17
- 剰余金の配当に関するお知らせ 2024/12/17
- ストック・ユニットの付与に関するお知らせ 2024/11/14
- 2024年12月期 第3四半期決算説明資料 2024/11/08
- 2024年12月期 第3四半期決算短信〔米国基準〕(連結) 2024/11/08
マーケットニュース
おすすめ条件でスクリーニング
テックポイント・インクの取引履歴を振り返りませんか?
テックポイント・インクの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。