会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結最終損益も従来予想の5500万円の黒字→7億3200万円の赤字(前年同期は4億8300万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
2023年11月期連結累計期間における連結業績予想修正の主な要因は、前回発表予想に対して、Iot関連事業と暗号資産投資事業の売上高の減少、そして上記の特別損失の計上によるものです。まず、Iot関連事業においては、新商品の5Gモデムが、キャリアのインフラ展開が想定より遅れたことにより、MVNO事業者へのサービス開始が遅れたこと、ローカル5Gにおいて基地局の性能改善などの整備が当初予定より遅れたことにより、当社グループが想定した導入が進みませんでした。また、自動車の自己診断機能であるOBD2の接続コネクターから車の情報をリアルタイムに取得できるOBD2端末は、一部の顧客サーバとの間で発生した不具合対応が影響して、新規の端末調達受注が当初想定を下回りました。これらにより、下期からの本格回復を見込んでいたIot関連事業は、当初見込んでいた売上高約1,000百万円を下回り、約500百万円となる見込みです。なお、これらの影響は解消しつつあり、2024年11月期に影響はしないと見込んでおります。次に、暗号資産投資事業においては、暗号資産取引における対象暗号資産の相場低迷や大幅下落及び予定していた大型取引が見送りになるなどの理由から、当初見込んでいた売上高から約100百万円下回っております。以上より、前回予想に比して、売上高は665百万円減少し、802百万円となる見込みとなりました。上記の売上高の減少を見込んだことに伴い、営業利益、経常利益が前回発表時の予想を下回る見込みとなり、営業損失206百万円、経常損失146百万円を見込んでおります。そして、親会社株主に帰属する当期純損失は、2023年11月期第2四半期会計期間において、特別利益として投資有価証券売却益134百万円はあったものの、当社の保有する投資有価証券の価額が取得価額に比べて下落しており、上記の通り特別損失615百万円を計上することにより、645百万円を見込んでおります。
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