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※2021年9月6日14時に執筆
調整していた半導体関連が、ここに来て再び盛り上がりを見せております。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も上昇トレンドであり、代表的な米国の半導体企業の動向をチェックしながら日本の半導体関連企業も注視していきたいですな。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
日本の自動車業界では半導体不足や部材不足によって生産がストップする事態が度々起こっています。自動車業界にとっては不運ですが、半導体業界にとっては需要が拡大して引く手あまたと言える状況です。
半導体業界は技術革新のスピードが早いので、個別銘柄の先行きを長期で見通す事は容易ではありません。しかし、半導体業界の市場規模は今後も拡大していくと考えて良いでしょう。新たな半導体技術に思惑がある銘柄もチェックしておきたいところです。
世界の半導体市場の中でも、日本が強みを持つ半導体製造装置やシリコンウエハの素材分野などは依然として高いシェアを誇っています。米中の政治的な思惑に影響されやすい業界ですので、日本の技術を守りながら海外に打って出て欲しいですな。
さて、今回は調整一巡となって復調し始めている半導体関連を改めてピックアップしたいと思います。
年初来高値を更新しているレーザーテック<6920>は、マスクブランクス検査装置で圧倒的な高シェアを誇っております。22年6月期も増益予想で、6期連続での最高益更新をする見込み。売買代金トップになる日もあり、市場での同社の注目度は非常に高いですな。
そして「第二のレーザーテック」とも呼び声高い日本電子<6951>は、4月の当記事でもご紹介しましたが、その後も底強いトレンドを継続しています。半導体向けマルチビーム描画装置では世界トップシェアで、GS証券も投資判断を「買い」継続です。8月13日の決算発表も好調で、じわじわと25日線を下値に上昇基調となっています。
半導体製造装置を手掛けるフェローテックHD<6890>は、半導体製造装置向けの真空部品やマテリアル製品の販売、精密再生洗浄サービスなどが需要拡大すると、22年3月期の業績を上方修正して過去最高益を更新する予想です。
決算が嫌気され売られていたジェイテックコーポレーション<3446>ですが、研究機関向けX線ナノ集光ミラーを手掛ける同社の技術は、次世代のEUV露光装置の素地があります。オランダASMLに採用される可能性もあり、監視を強めておりますよ。
半導体レーザー技術を使ったデバイス開発を展開するQDレーザ<6613>は8月下旬に底を打って切り返した模様です。究極の半導体レーザーである「量子ドットレーザー」の先駆者としての注目度も高く、業績も黒字化まであと少しと待ち遠しいですな。
半導体の各種テストサービスを提供するテラプローブ<6627>は、8月13日の決算発表で経常利益が前年同期の6.0倍に拡大しました。この先も車載向けやフラッシュメモリコントローラなどのロジック製品の需要拡大を見込んでいるとの事で、再び高値を目指せるかと監視しております。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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