<動意株・13日>(前引け)=HENNGE、三桜工、タカトリ
三櫻工業<6584.T>=急上昇で昨年来高値に接近。独立系の自動車部品メーカーで、自動車用チューブで高シェアを有し、海外売上高比率が約8割とグローバル展開で強みを発揮している。前週末9日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の52億円から80億円(前期比6.1倍)に大幅増額し、ポジティブサプライズとなった。製品値上げ効果やコストコントロールの効果が発現し、会社側の想定以上に利益が押し上げられた。なお、好業績を背景に株主還元も強化し、今期年間配当は従来計画に1円50銭増額となる26円50銭(前期実績は25円)とすることも発表。配当利回りは前営業日終値換算で3%近くに達し、これも株高を助長している。
タカトリ<6338.T>=ストップ高。半導体向けを主力に精密切断加工装置などを手掛けており、その高度な技術力に定評がある。前週末9日取引終了後に発表した24年9月期第1四半期決算(23年10~12月)は営業利益が前年同期比3倍となる8億1500万円と急拡大した。通期計画の26億円に対する進捗率も31%に達しており、足もとの好調な業績を評価する買いを呼び込んでいる。SiCパワー半導体向け切断加工装置が高水準のニーズを背景に収益を押し上げている形で、今後の収益成長に対する期待も強い。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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