予想株価
---円
登録時株価
256.0円
獲得ポイント
+353.22pt.
収益率
+124.60%
期間
中期投資 (数週間~数ヶ月単位で売り買い)
理由
その他
富士電HDが昨年来高値更新、中国が次世代送電網に50兆円投資報道の思惑買い、取組妙味も
富士電機ホールディングスが出来高を伴い、3日ぶりに反発するとともに、一時17円高の254円まで買われ、10日に付けた昨年来高値248円を更新。送・配電に強い重電の大手で、13日付で、中国がスマートグリッド(次世代送電網)整備のため、2020年度までに日本円換算で約50兆円規模を投じる方向にあるとの一部報道に対して思惑を呼んでいる。
実際、同社は米国の重電大手のGE(ゼネラル・エレクトリック)社と2月25日に、次世代送電網用のスマートメーターを主目的に、電力分野、その他顧客向けのメーターを設計、製造、販売する合弁会社設立を目指すことを発表。今後の展開が一段と楽しみになってきた。
足元の業績も復調の方向にあること、昨年来高値更新ながら、時価は連結PBR1.29倍と依然出遅れ感が強いこともあり、目先はさらなる上値を試す展開が予想される。ただ、日足と25日移動平均線とのプラスカイ離は15%以上に拡大するなど、やや過熱感があることも事実で、新規投資は押し目買いに徹したい。(高野龍一)
[ 株式新聞速報ニュース/KABDAS-EXPRESS ]
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富士電HDが連日の年初来高値更新、大和証券投資情報部がスマートグリッド関連の注目株として取り上げ
富士電機ホールディングスが続伸。後場に入って12円高の284円まで買われ、連日の年初来高値更新。出来高も午後1時52分の時点で3529万株と東証1部第7位の大商いとなっている。送配電機器とパワー半導体に強い重電メーカーで、大和証券投資情報部が、1日付の「セクタートレンド」で、スマートグリッド(次世代送電網)を特集し、注目銘柄の一つとして同社を取り上げたことが材料視されている
同社は、2月に米GE(ゼネラル・エレクトリック)社と通信機能を持つ電力計「スマートメーター」事業で提携を発表。また、3月には富士通とスマートグリッド事業で業務提携するなど、同事業に積極的な姿勢をみせている。関連売上も09年度の280億円を11年度(12年3月期)には500億円に拡大させることを目標にしている。(高野龍一)
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レーティング情報=ドイツ証が富士電HDを新規「Hold」に
ドイツ証券は23日付で、富士電機ホールディングスのカバーを開始した。投資判断は「Hold」(中立)、目標株価は270円。同証券では、「制御機器や重電機器関連の安定収益に加えて、短期的に業績が変動しやすい半導体やHD媒体事業が好転している」として業績が着実に回復していると判断。加えて、「同社が注力するパワー半導体は需要拡大が続いており、中期的な成長ドライバーになる」としている。半面、「脆弱(ぜいじゃく)な財務体質改善のための株式希薄化が懸念される」として投資判断を「Hold」とした。
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