―決算で売られた銘柄! 下落率ランキング―
企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。
以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証スタンダード・グロースの銘柄である。株価が決算発表前日の7月8日から9日の決算発表を経て10日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。
▲No.2 WACUL <4173>
25年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期比92.6%減の500万円に大きく落ち込み、通期計画の2億1500万円に対する進捗率は2.3%にとどまり、3年平均の27.5%も下回った。
▲No.4 Fブラザーズ <3454>
24年11月期第2四半期累計(23年12月-24年5月)の連結経常利益は前年同期比86.2%減の3.7億円に大きく落ち込み、通期計画の17億円に対する進捗率は22.2%にとどまり、5年平均の52.1%も下回った。
▲No.5 タビオ <2668>
25年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比2.0%減の2.8億円となり、通期計画の6.8億円に対する進捗率は5年平均の56.1%を下回る41.7%にとどまった。
■決算マイナス・インパクト銘柄
コード 銘柄名 市場 下落率 発表日 決算期 経常変化率
<6083> ERIHD 東S -14.49 7/ 9 本決算 3.96
<4173> WACUL 東G -12.65 7/ 9 1Q -92.65
<6496> 中北製 東S -10.65 7/ 9 本決算 8.62
<3454> Fブラザーズ 東S -3.30 7/ 9 上期 -86.17
<2668> タビオ 東S -0.80 7/ 9 1Q -2.05
<7514> ヒマラヤ 東S -0.65 7/ 9 3Q -81.64
※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした10日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「%」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。
株探ニュース
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