ブラザー工業株式会社は、現在改修工事を進めているブラザー東京ビル(東京都中央区京橋三丁目3番8号)において、一般社団法人 日本建築センターの建築物省エネルギー性能表示制度にもとづき、環境省が推奨する「ZEB Ready」認証を取得したと発表した。ブラザーグループの拠点として初めての認証取得となる。
ZEB(ゼブ)は、ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略称で、高効率な設備等を導入することにより、省エネルギー化を実現した建築物を認証する制度。基準一次エネルギー*¹の削減量に応じて、「ZEB」「Nearly ZEB」「ZEB Ready」「ZEB Oriented」の4つに区分*²される。このうち、ブラザー東京ビルは、基準一次エネルギーの年間消費量を50%以上削減することができた建物に与えられる「ZEB Ready」を取得した。
ブラザー東京ビルは、2010年に完成した9階建てのオフィスビルで、おもにブラザー販売株式会社の東京事業所として使われている。現在、2023年12月の完了を目指して改修工事を進めており、断熱性能向上のためのサッシの二重化、高効率な空調設備への切り替え、換気量制御のためのCO2センサー導入などを行われる予定となっている。また、屋上には太陽光パネルを設置し、ビル内で使用する電力の一部を再生可能エネルギーで賄う予定。これらの施策により、改修工事前と比較して建物全体で、基準一次エネルギーの年間消費量を50%以上削減することが可能になる。また、ブラザー東京ビルに続き、2026年竣工予定の瑞穂工場(名古屋市瑞穂区)の新社屋についても、環境負荷の少ない設計とし、「ZEB Ready」あるいは「ZEB Oriented」の取得を目指していくとしている。
ブラザーでは、今回の改修工事と並行して、水素を燃料として使い発電する自社製の燃料電池の導入を進めており、今後は災害発生などの緊急時におけるバックアップ電源として活用していく予定となっている。
ブラザーグループの環境目標「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」では、CO2排出目標として、あらゆる事業活動のカーボンニュートラル*³とバリューチェーン全体のCO2排出最小化を目指し、脱炭素社会の形成に貢献することを掲げている。また、中期戦略「CS B2024」では、CO2排出削減をマテリアリティ(重要社会課題)のひとつと定めており、最終年度の2024年度までに、スコープ1,2*⁴で2015年度比47%排出削減(絶対値)、スコープ3*⁴で自助努力での15万トンの削減対策の実施を目標に、省エネ・創エネ活動やCO2フリー電力の活用、製品の省エネ性能向上などに取り組んでいる。
*¹:基準一次エネルギー消費量とは、建築物省エネ法に基づいて設定された、建物のエネルギー消費性能の基準値
建物の用途、地域、床面積などの条件や、使用する設備機器の種類などによって異なる
*²:
詳細はこちら:https://www.env.go.jp/earth/zeb/detail/01.html(環境省ホームページ)
*³:ブラザーグループから排出するCO2を全体としてゼロにする
*⁴:温室効果ガスの排出源の区分け
スコープ1は事業者自らによる温室効果ガスの直接排出
スコープ2は他者から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
スコープ3はスコープ1,2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)
ZEB(ゼブ)は、ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略称で、高効率な設備等を導入することにより、省エネルギー化を実現した建築物を認証する制度。基準一次エネルギー*¹の削減量に応じて、「ZEB」「Nearly ZEB」「ZEB Ready」「ZEB Oriented」の4つに区分*²される。このうち、ブラザー東京ビルは、基準一次エネルギーの年間消費量を50%以上削減することができた建物に与えられる「ZEB Ready」を取得した。
ブラザー東京ビルは、2010年に完成した9階建てのオフィスビルで、おもにブラザー販売株式会社の東京事業所として使われている。現在、2023年12月の完了を目指して改修工事を進めており、断熱性能向上のためのサッシの二重化、高効率な空調設備への切り替え、換気量制御のためのCO2センサー導入などを行われる予定となっている。また、屋上には太陽光パネルを設置し、ビル内で使用する電力の一部を再生可能エネルギーで賄う予定。これらの施策により、改修工事前と比較して建物全体で、基準一次エネルギーの年間消費量を50%以上削減することが可能になる。また、ブラザー東京ビルに続き、2026年竣工予定の瑞穂工場(名古屋市瑞穂区)の新社屋についても、環境負荷の少ない設計とし、「ZEB Ready」あるいは「ZEB Oriented」の取得を目指していくとしている。
ブラザーでは、今回の改修工事と並行して、水素を燃料として使い発電する自社製の燃料電池の導入を進めており、今後は災害発生などの緊急時におけるバックアップ電源として活用していく予定となっている。
ブラザーグループの環境目標「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」では、CO2排出目標として、あらゆる事業活動のカーボンニュートラル*³とバリューチェーン全体のCO2排出最小化を目指し、脱炭素社会の形成に貢献することを掲げている。また、中期戦略「CS B2024」では、CO2排出削減をマテリアリティ(重要社会課題)のひとつと定めており、最終年度の2024年度までに、スコープ1,2*⁴で2015年度比47%排出削減(絶対値)、スコープ3*⁴で自助努力での15万トンの削減対策の実施を目標に、省エネ・創エネ活動やCO2フリー電力の活用、製品の省エネ性能向上などに取り組んでいる。
*¹:基準一次エネルギー消費量とは、建築物省エネ法に基づいて設定された、建物のエネルギー消費性能の基準値
建物の用途、地域、床面積などの条件や、使用する設備機器の種類などによって異なる
*²:
詳細はこちら:https://www.env.go.jp/earth/zeb/detail/01.html(環境省ホームページ)
*³:ブラザーグループから排出するCO2を全体としてゼロにする
*⁴:温室効果ガスの排出源の区分け
スコープ1は事業者自らによる温室効果ガスの直接排出
スコープ2は他者から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
スコープ3はスコープ1,2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)
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