ブラザー工業株式会社(本社:愛知県名古屋市)は、放課後児童クラブ(学童保育所)に通う子ども向けに、夏休みの思い出を作りながら、環境について考えてもらうイベント「ブラザーアースキッズアカデミー」を7月25日から実施している。
イベントは、環境教育を中心とした地域貢献活動の一環として2018年から毎年夏休みに行っており、今年で6年目となる。2020年からは新型コロナウイルス感染症の影響によりオンライン中心で実施してきたが、その中でも活動の幅を広げ、2021年は愛知県外の子どもに向けてのオンライン開催、2022年からは学童保育所に出向いて開催する「出前イベント」などを行っている。今年は4年ぶりにブラザーミュージアムでのイベントを再開した。
ブラザーミュージアムでの開催の様子
ブラザーは、東山動植物園(愛知県名古屋市)との間で広報パートナー協定を締結しており、東山動植物園が進める「種の保存」や「環境教育」に関する情報配信などを行っている。今回のイベントでも、動物園で人気の動物たちが絶滅危惧種に至る原因を図鑑を作って知る他、その原因の一つと言われている地球温暖化の仕組みや影響、身近にできる地球温暖化防止の取り組みについても学ぶ。今年は、参加者が自分でできる取り組みを「宣言ワッペン」から選び、環境宣言ポスターに貼り付け、参加者全員で1枚のポスターを完成させるプログラムも実施する。
ブラザーは、イベントの目的を、絶滅危惧種や地球温暖化が身近なもので、自分の行動が、地球温暖化防止や生物多様性保全への貢献につながることを知ってもらうこととしている。参加した子どもからは、「図鑑作りも、地球温暖化の勉強もすごく楽しかった」といった声があった他、学童保育所の指導員からも「子どもたちが真剣に取り組んでいた。学童に帰ってからも環境について取り組めることを子どもたちと考えて取り組んでいきたい」といった声が聞かれたとのこと。
イベントは、夏休み期間中に計15回(うちブラザーミュージアムでは6回)開催し、計600人の参加を予定。最終日はブラザーミュージアムで開催する8月25日。
ブラザーグループは、「ブラザーグループ環境ビジョン2050」を定め、生物多様性保全活動に取り組んでいる。ブラザーは、これからも持続可能な社会の実現に向け、地球環境保全につながる取り組みや地域への教育支援活動を行っていくとしている。
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