ブラザー工業株式会社の子会社であるブラザーマシナリー(インド)は、インドのハリヤナ州・グルグラム市に、インド国内では2カ所目となる、工作機械のショールームを併設するテクノロジーセンターを新設し、5月19日に開所式を開催したと発表した。今後は、工作機械の展示に加え、各種セミナーの開催、お客様へのサービスサポート活動などを行う、インド北部における工作機械ビジネスの中心拠点として活用していくという。
■ブラザーテクノロジーセンター グルグラム 概要
ブラザーは、工作機械の展示を行うショールームを併設し、各種セミナーやサービスサポート活動を行う拠点をテクノロジーセンターの名称で、国内に5カ所*1、海外に9カ所*²設置している。このたび、経済成長が著しいインドにおける自動車・オートバイ部品を中心としたさらなる工作機械需要の高まりに備えて、インド国内では2カ所目となるテクノロジーセンターを首都デリーの南西約30kmに位置するグルグラム市に新設した。今後は同施設を活用して、インド北部地域におけるサービスサポート活動を強化するほか、実機の展示や部品のデモ加工を通じて、お客様にブラザーの工作機械の高い生産性を知っていただくための活動を進めていくという。現在、施設内には、SPEEDIO(スピーディオ)シリーズの「S700Xd1」と「R450Xd1」の2機種を展示しているが、8月末には5機種*³まで展示製品を増やされる予定となっている。
インドにおいては、2021年3月に南部のカルナータカ州、ベンガルール市に「ブラザーテクノロジーセンターベンガルール」を開設したほか、2022年3月には、工作機械のアフターサービス、テクニカルサポート、マーケティングを行う新会社「ブラザーマシナリー(インド)」を設立し、ブラザーは、インド市場における工作機械のサービスサポート体制の強化を図ってきた。また、2023年2月には、工作機械の製造を行う工場の建設を発表しており、2024年9月の完成を目指して、現在ベンガルール市近郊で工事が進められている。ブラザーでは、工場建設により、インドのお客様により短納期でお届けできる体制の構築を進めるとともに、テクノロジーセンターを活用した認知度向上とサービスサポート体制の強化を通じて、インド国内での事業拡大とお客様が製品を購入後も安心して使用していただける体制づくりを推進していくとしている。
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