<動意株6日>(大引け)=ワコム、ブイキューブ、メンバーズなど
ブイキューブ<3681.T>=大幅高。同社は5日に、「世界経済フォーラム ジャパン・ミーティング2014」でビジュアルコミュニケーションサービス「V-CUBE」が利用されたと発表。同社株は5月21日につけた年初来安値2235円から急速な戻りをみせており、値動きの軽さとあわせ買い手掛かりとなっているようだ。V-CUBEは、Webカメラとヘッドセット、そしてインターネット環境さえあれば、世界中どこでも利用可能なビジュアルコミュニケーションサービス。
メンバーズ<2130.NG>=ストップ高。フェイスブックやユーチューブ、LINEなど企業が運用する複数のソーシャルメディア公式アカウントを一括して運用代行する「エンゲージメント・マーケティング・センター」のサービスを展開、多くの企業がソーシャルメディアを活用したマーケティング活動への比重を高めるなかで、事業拡大が期待されている。LINEが日本と米国で上場準備を進めていると伝えられていることから、名証のLINE関連としても引き続き注目されている。
日本コンベヤ<6375.T>=大幅高。低位材料株物色の輪が広がるなか、持ち前の材料性が開花。復興工事の本格化や公共投資拡大政策を受け建設資材を運ぶコンベヤーの売り上げが拡大傾向にある。加えて、2027年に品川~名古屋間での開業を目指し、今秋にも着工される見通しとなったリニア中央新幹線の総工事費が9兆円と試算され、大半は計画区間の86%を占めるトンネル関連工事に充てられる公算が大きい。その際、トンネル工事に伴い大量に発生する残土運搬が同社のビジネスチャンスを膨らませるとの思惑が株価を刺激している。
SUMCO<3436.T>=急伸。主力製品の300ミリウエハーが、スマホや車載関連向けへの数量増加を受けて需要を伸ばしている。前期までに実施したドラスチックなリストラ効果も発現、利益水準は急速な回復過程にある。シリコンウエハーの4~6月期の大口取引価格が、新興国市場での低価格帯のスマートフォン販売の拡大や、旺盛な自動車向け半導体需要を背景に前期比据え置きで決着、約2年にわたり続いた値下がりが一服したことも、株価を刺激している。
コマツ<6301.T>=続伸し年初来高値更新。株価は一時、前日比63円高の2325円まで上昇した。同社株の2300円乗せは昨年10月以来のこと。米国の建設機械大手、キャタピラーの株価は5日、前日比2.65ドル高の106.96ドルに上昇。過去1年間の高値近辺での堅調な値動きとなっており、コマツにも連想買いが流入している。足もとでは中国の経済指標に明るさが見えることも追い風となっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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