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2022/11/10 - タカトリ(6338) の関連ニュース。■キッズバイオ <4584> 310円 (+80円、+34.8%) ストップ高 キッズウェル・バイオ <4584> [東証G]がストップ高となる310円に買われた。北海道大学発の創薬ベンチャーでバイオ後続品のほか再生医療などにも展開する。投資先行型企業で足もとの業績は赤字が続いているが、8日取引終了後に発表した23年3月期上期(22年4-9月)決算は営業損益が1100万円と黒字化した。これを材料視する形で投資資金が攻勢をかけた。なお、同社は今週明け7日に浜松医科大学との協働で進めていた次世代

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前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2022/11/10 05:30

キッズバイオ <4584>  310円 (+80円、+34.8%) ストップ高

 キッズウェル・バイオ <4584> [東証G]がストップ高となる310円に買われた。北海道大学発の創薬ベンチャーでバイオ後続品のほか再生医療などにも展開する。投資先行型企業で足もとの業績は赤字が続いているが、8日取引終了後に発表した23年3月期上期(22年4-9月)決算は営業損益が1100万円と黒字化した。これを材料視する形で投資資金が攻勢をかけた。なお、同社は今週明け7日に浜松医科大学との協働で進めていた次世代型SHEDを用いた脳腫瘍に対する新規治療法に関する論文を発表し、良好な研究成果が示唆されたことを発表、これを受け急騰した経緯がありマーケットでも注目度が高まっていた。

東特線 <5807>  2,715円 (+500円、+22.6%) ストップ高

 東京特殊電線 <5807> [東証S]がストップ高。8日の取引終了後、TTCホールディングス(東京都千代田区)が東特線に対し、非公開化を目的にTOBを実施すると発表。TOB価格を1株5660円としており、これにサヤ寄せする格好となった。TTCホールディングスは同TOBを通じた東特線株の取得を目的として設立された会社で、米投資会社カーライル・グループ が運用するTTC Holdingsがその発行済み株式のすべてを所有する。買い付け予定数は674万3060株(下限449万5400株、上限設定なし)で、買い付け期間は11月9日から12月21日まで。TOB成立後に同社株は上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は8日付で監理銘柄(確認中)に指定している。

BEENOS <3328>  3,255円 (+504円、+18.3%) ストップ高

 東証プライムの上昇率トップ。BEENOS <3328> [東証P]がストップ高。越境EC事業を主力展開するが、投資事業にも力を入れている。8日取引終了後に22年9月期決算を発表したが、最終利益は前の期比87%減の2億1100万円と大きく落ち込んだ。しかし、これは投資事業の損失に絡むもので、越境EC事業の好調を背景にトップラインは同19%増の298億4600万円と大幅な伸びを確保している。続く23年9月期は売上高が前期比11%増の331億2000万円と2ケタ成長を継続、最終利益は前期比22.3倍となる25億8000万円を見込んでおり、一気に過去最高利益を更新する見通しとなった。これがサプライズとなり、投資資金の流入が加速した。

ブティックス <9272>  3,350円 (+502円、+17.6%) ストップ高

 ブティックス <9272> [東証G]がストップ高の水準となる3350円に買われた。8日取引終了後に発表した23年3月期第2四半期累計(4-9月)の決算は、売上高が前年同期比54.8%増の13億4900万円、最終利益が同2.0倍の2億9700万円だった。大幅な増収増益となったほか、通期計画に対する最終利益の進捗率は66%台と高く、これらを評価した買いが入った。展示会事業やM&A仲介事業がいずれも順調に成長した。

新日本電工 <5563>  418円 (+61円、+17.1%)

 東証プライムの上昇率3位。新日本電工 <5563> [東証P]が3日続急騰。8日の取引終了後に1-9月期の好決算と自社株買いの実施を発表しており、これを好感した買いが急速に集まった。1-9月期の売上高は前年同期比23.0%増の589億5900万円、純利益は同2.2倍の74億5000万円だった。高炭素フェロマンガン製品を手掛ける主力の合金鉄事業が販売価格の上昇や円安により大きく伸び、全体業績に貢献した。あわせて発表した自社株買いは、上限が1500万株(発行済み株数の10.21%)、または40億円。取得期間は11月9日から来年3月24日まで。

カナミックN <3939>  680円 (+73円、+12.0%)

 東証プライムの上昇率6位。カナミックネットワーク <3939> [東証P]が3日続急騰、12.9%高の685円まで駆け上がる場面があった。医療や介護サービス事業者に特化したクラウドサービスを展開しており、健康寿命延伸サービスなどに重点を置いている。業績も新規顧客の開拓が進むなか、トップライン、利益ともに高水準の成長を続けている。8日取引終了後、22年9月期の決算を発表、売上高が前の期比20%増の25億200万円、営業利益は同14%増の9億6200万円といずれも2ケタ伸長を達成した。更に続く23年9月期の業績予想も好調を極め、売上高は前期比44%増の36億円、営業利益は同20%増の11億5000万円と成長スピードが一段と加速する見通しで、投資マネーを強く呼び込む格好となった。

タカトリ <6338>  5,680円 (+560円、+10.9%)

 タカトリ <6338> [東証S]が続急騰。一時880円高の6000円まで買われ青空圏を快走、異彩を放つ上昇パフォーマンスで市場の視線を集めた。世界的な脱炭素への取り組みを背景に、キーデバイスとしてパワー半導体 の需要が急増している。そのなか、メーカーの次世代パワー半導体への投資も加速しており、同社の、シリコンカーバイド(SiC)材料用マルチワイヤーソーへの受注が相次いでいる。同商品分野では同社は世界屈指のニッチトップ企業として存在感を示しており、足もとの業績も会社側の想定を上回って急拡大している。そうしたなか今週11日に22年9月期の決算発表を控えており、これを視野に入れた売り買いが交錯している。株式需給面では「外資系証券経由の空売りが高水準でその買い戻しが株価に浮揚力を与えている」(中堅証券ストラテジスト)という指摘もある。

アイピーエス <4390>  3,260円 (+309円、+10.5%)

 東証プライムの上昇率7位。アイ・ピー・エス <4390> [東証P]が3日続急騰で年初来高値を更新。8日の取引終了後、4-9月期業績予想の上方修正を発表。純利益を7億5000万円から16億6000万円(前年同期比3.2倍)へ増額しており、これを好感した買いが入った。売上高も54億円から57億8000万円(同41.8%増)へ引き上げた。国内通信事業や、美容クリニックなどを運営するメディカル&ヘルスケア事業が好調に推移したことが収益を押し上げる。急激な為替相場の変動に伴う為替差益の計上も大きく寄与する見込み。なお、通期見通しについては現在精査中で、11日に予定している決算発表時に知らせるとしている。

アニコムHD <8715>  659円 (+54円、+8.9%)

 東証プライムの上昇率8位。アニコム ホールディングス <8715> [東証P]が3日続急伸。8日の取引終了後、23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比21.5%増の19.5億円に伸び、従来の0.6%減益予想から一転して増益で着地したと発表。同時に、従来未定としていた期末一括配当は4円(前期は2.5円)実施する方針としており、好感されたようだ。

クラレ <3405>  1,107円 (+85円、+8.3%)

 東証プライムの上昇率9位。クラレ <3405> [東証P]が続急伸。上昇率は一時8%を超えた。9日午後1時、22年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しを450億円から480億円(収益認識に関する会計基準の適用のため対前年増減率の記載なし)に上方修正した。円安や原材料高による業績への悪影響が懸念されていたなかにあって、最終利益の上方修正をポジティブに受け止めた買いが集まった。売上高の見通しは7400億円から7600億円に見直した。一方、営業利益と経常利益の見通しは据え置いた。機能材料と繊維部門において営業利益の見通しを上方修正した一方、ビニルアセテートとイソプレン、トレーディングの営業利益予想は下方修正した。

川崎汽 <9107>  2,608円 (+168円、+6.9%)

 川崎汽船 <9107> [東証P]が3連騰。4日発表の自社株買いに関し、同社は8日午前に東京証券取引所の自己株式立会外取引(ToSTNeT-3)の結果を発表。ToSTNeT-3による取得株式数及び取得価格の総額がいずれも上限に達しなかったことから、同日以降、東証での市場買付けによる自社株買いを行うと開示した。残りの自社株取得枠は発行済み株式総数(自己株式を除く)の6.6%程度と試算されており、株式の需給が今後も引き締まると期待した投資家の資金が流入したようだ。4日発表の自社株買いは、取得総数3523万6000株(自己株を除く発行済み株式総数の12.41%に相当)、取得総額は1000億円を上限としていた。まず、ToSTNeT-3で買付けを行い、取得株数及び取得総額がいずれも上限に達しなかった場合、取引実施日以降に、東証で市場買付けを行うという流れとなっていた。取得した自己株式は原則として消却を予定する。なお、8日のToSTNeT-3による取得結果を巡り川崎汽は、旧村上ファンド系のエフィッシモ キャピタル マネージメント及びみずほ銀行が、4日に開示した取得株数の総数に対し、おおむね各社の同日時点での持ち分割合に相当する数量について売却したとの連絡を受けたとしている。

古河電 <5801>  2,527円 (+145円、+6.1%)

 古河電気工業 <5801> [東証P]がマドを開け3日続急伸。上げ足を一気に強め一時10.4%高の2630円まで水準を切り上げた。8日取引終了後23年3月期業績予想の修正を発表、最終利益を従来予想の140億円から210億円(前期比2.1倍)に大幅に引き上げた。これが投資資金の食指を動かした。最終利益大幅増額については、米投資会社カーライル・グループ の投資ファンドが、同社子会社の東京特殊電線 <5807> [東証S]にTOB(株式公開買い付け)を実施することを発表したが、これに伴い同社が保有する東特線の全株式を売却した際の特別利益計上を織り込んだもの。増額修正後の最終利益から換算した時価予想PERは8.6倍前後となり割安感が際立つ。同社は有配企業にしてPBRが解散価値を4割下回る0.6倍程度にとどまっており、依然として上値余地の大きさが意識されている。

三洋貿易 <3176>  1,126円 (+63円、+5.9%)

 三洋貿易 <3176> [東証P]が4日続急伸。8日取引終了後、22年9月期の連結経常利益は前の期比1.8%増の62.9億円になったと発表、23年9月期も前期比8.0%増の68億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことで好感されたようだ。3期連続増収、増益となる。同時に、前期の年間配当を39円→40円(前の期は39円)に増額し、今期も前期比2円増の42円に増配する方針とした。

BASE <4477>  307円 (+16円、+5.5%)

 BASE <4477> [東証G]が3日続急伸。一時、前日比43円(14.8%)高の334円に買われる場面があった。8日の取引終了後、未定としていた22年12月期の連結業績予想を発表し、売上高91億3000万~94億9000万円(前期比8.1%~4.4%減)、営業損益23億円の赤字~21億3000万円の赤字(前期9億7700万円の赤字)を見込むとした。前期に比べて営業赤字幅は拡大するものの、業績悪化を見込んで株価は10月下旬まで下落基調にあっただけに、アク抜け感から買われたようだ。PAY事業の流通総額が、既存加盟店の継続的な成長に加え新規加盟店の増加により大きく増加する見込みである一方で、BASE事業における戦略的なテイクレート(流通総額に対する売上高の比率)の引き下げに伴う売上高が減少する。また、プロダクト開発及びセールス&マーケティングの体制強化に伴う人件費増も響く見通しだ。なお、同時に発表した第3四半期累計(1-9月)決算は、売上高70億9900万円(前年同期比1.1%減)、営業損益11億6700万円の赤字(前年同期4億9000万円の赤字)だった。

スズキ <7269>  5,296円 (+180円、+3.5%)

 スズキ <7269> [東証P]が大幅高で3日続伸、年初来高値を更新した。上昇率は一時10%を超えた。8日取引終了後、23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。売上高は3兆9000億円から4兆5000億円(前期比26.1%増)、最終利益は1350億円から1900億円(同18.5%増)に見通しを引き上げた。最終利益は減益予想から一転して増益計画となったことなどを好感した買いが集まった。四輪車事業では国内と欧州の販売台数の計画を下方修正した一方、アジアの販売台数の見通しを前期比15.9%増に上方修正。インドの通期販売見通しは同21%増(8月公表時点では同11%増)を見込む。また、これまで45円を計画していた中間配当は5円増配の50円に決定した。一方、46円としてきた期末配当予想は未定に変更した。半導体を含む部品供給不足の影響が不透明なことなどを理由に挙げる。

SUMCO <3436>  2,022円 (+57円、+2.9%)

 SUMCO <3436> [東証P]が3日続伸と上値追い基調を鮮明とし、2000円大台に歩を進めた。2000円ラインはこれまで上値のフシとして強く意識されており、ここをブレークしたのは6月16日以来約5ヵ月ぶりとなる。8日取引終了後にこれまで非開示だった22年12月期の業績予想を発表、最終利益は677億円(前期実績は411億2000万円)を見込んでおり、収益急拡大を好感する買いを呼び込んだ。主力の大口径シリコンウエハーは、データセンター及び車載用半導体の旺盛な需要を背景に大幅な伸びを確保、パソコンやスマートフォンの販売減の影響をこなし、業績押し上げ要因となっている。

岩谷産 <8088>  5,670円 (+120円、+2.2%)

 岩谷産業 <8088> [東証P]が続伸。9日付の日本経済新聞朝刊で「2022年4-9月期の連結純利益は前年同期比2割増の120億円程度になったことがわかった」と報じられており、上期として2期連続で最高益を更新したことが好材料視された。記事によると、ジルコンやチタンなどを含むオーストラリアの「ミネラルサンド」採掘事業が資源高を追い風に大幅に増益となったほか、自動車向けの電池材料の販売なども好調だったという。報道に対して会社側では、「当社が発表したものではない。第2四半期連結業績は、概ね報道された内容に近い数値を見込んでいるものの、確定次第、決定し公表する」とコメントしている。

SBG <9984>  7,019円 (+90円、+1.3%)

 ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が3日続伸し昨年11月中旬以来1年ぶりに7000円大台を回復した。目先高値警戒感から利益確定売りも観測されるものの、依然として上値指向が強い。市場では新たな自社株買いへの思惑も浮上しており、空売り筋の買い戻しを誘発した。「直近では個人投資家も空売りから入る動きが目立つようになっていた」(ネット証券マーケットアナリスト)と指摘されるなか、足もとで信用取組は売り残と買い残が拮抗、信用倍率1.01倍(前週末申し込み現在)とがっぷり四つの状態だ。更に日証金では大幅な売り長状態で、貸借倍率は0.07倍と貸株が融資の10倍以上に膨らんでいる。株不足に伴い逆日歩も続いている状況にあり、株式需給面から浮揚力が働いた。

JIGSAW <3914>  4,605円 (+45円、+1.0%)

 JIG-SAW <3914> [東証G]が続伸。8日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。上限を4万株(発行済み株数の0.60%)、または2億円としており、取得期間は11月21日から12月20日まで。株主還元の強化や資本効率の向上、並びに機動的な資本政策などを実行するためという。

※9日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探

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