国内の売上高は前年同期比8.1%減の575.42億円となった。前年同期にあった経営継続補助金などに伴う需要喚起の反動や米価下落による購買意欲減退などにより農機製品及び作業機が減少となった。補修用部品及び修理整備等のメンテナンス収入は、農機製品の売上が減少する中でも前年同期を維持した。商品別では、整地用機械(トラクタ、耕うん機など)は同2.1%減の143.94億円、栽培用機械(田植機、野菜移植機)は同14.0%減の55.43億円、収穫調製用機械(コンバインなど)は同12.2%増の54.15億円、作業機・補修用部品・修理収入は同11.1%減の210.29億円、その他農業関連(施設工事など)は同14.1%減の111.59億円となった。
海外の売上高は同21.4%増の291.78億円となった。北米ではコンパクトトラクタ市場は調整局面も現地在庫レベル回復に向けた堅調な受注により増加、欧州ではライフスタイルの変化に伴い、コンシューマー向けを中心に販売が伸長、加えて景観整備向け需要の回復に伴うプロ向け販売も増加した。アジアでは韓国での排出ガス規制前の出荷増となり、海外においては全地域で増収となった。商品別では、整地用機械(トラクタ、芝刈機など)は同18.7%増の215.74億円、栽培用機械(田植機など)は同28.6%減の12.30億円、収穫調製用機械(コンバインなど)は同82.1%増の18.38億円、作業機・補修用部品・修理収入は同11.3%増の21.91億円、その他農業関連は同102.4%増の23.43億円となった。
利益面では、原材料価格高騰影響などにより売上総利益は減少、加えて物流関連など販管費の増加もあり、営業利益は減益となった。
2022年12月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比5.3%増の1,665.00億円、営業利益は同13.3%増の47.00億円、経常利益は同1.9%減の46.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同3.0%減の31.00億円とする期初計画を据え置いている。
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