併せて、通期の同損益を従来予想の6000万円の黒字→4億2000万円の赤字(前期は2億4800万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5億0700万円→2700万円(前年同期は4億9500万円)に94.7%減額し、一転して94.5%減益計算になる。
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は8900万円の赤字(前年同期は1億4500万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の4.8%→-3.5%に急悪化した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
第3四半期連結累計期間につきましては、上半期で影響を受けた一部の装置部材の調達難は解消したものの、設計において調達難の部材の代替品への切り替えのための設計変更や、新規設計が必要な受注の増加等から発生したボトルネックに起因した納期遅れが、前回業績予想修正時の平成30年10月26日には第3四半期に解消できる見込みでありましたが、新機種の開発負荷が増加した等の要因から解消できず、納期が例年よりさらに第4四半期に集中してしまいました。このため、本来第4四半期に予定された製品の納期も後ろ倒しせざるを得なくなっております。また、半導体価格の下落と米中貿易戦争の長期化懸念等により、新ラインの稼動や工場建設の延期が発生しており、納入の先送り要請が前回業績予想時に比して増加してきています。さらに第3四半期に想定した受注が前述の受注環境の悪化から予想を下回るとともに納期が翌期に回される受注が多く、このため売上は前回予想を下回る見込みとなりました。 また、売上の下回りとともに、納期の長期化により利益率の高い大型機の売上が、前回業績予想時よりも今期中に売上となる台数がさらに少なくなる見込みとなることから、利益も前回予想から下回る見込みとなりました。(注)上記に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な 要素を含んでおります。実際の業績等は、業況の変化等により、上記予想数値と異なる場合があります。
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