戻り歩調を辿る人気テーマ株、業績が追い付けば一段高も
時価総額:564億円
PER:18.36倍
PBR: 2.00倍
ペットボトル等のプラスチックボトル成型機メーカー。世界でも有数のシェアを誇り、海外売上比率が9割を超える自他ともに認める外需企業。特に複雑なボトル形状を成形できるワンステップ型の成形機では約70%の世界シェアを誇る。
業績面では8/6に第3Q決算発表を行っており、経常進捗率は63%と出遅れ気味だが新興国中心の落ち込みが大きく影響していることが要因。国内および北米・中国と主要地域は堅調に推移しており、国内の生産抑制分を再稼働できるだけの事業環境となるか等も今後注目される。
株価は業績下振れを織り込む一方で廃プラスチック問題に起因する生分解性プラスチックの研究などが注目され、テーマ性が評価される形で回復基調を辿る。足元では200日移動平均線を回復した後に横ばいで小休止をはさんで再び強含みの展開に。次回の決算発表で業績回復の期待も上乗せされるかどうかで年初来高値更新も視野に入ってくるものとみる。