■クレハ <4023> 8,560円 (+280円、+3.4%)
クレハ <4023> [東証P]が大幅続伸。21日の取引終了後、株式分割を実施すると発表。12月31日を基準日として1株を3株に分割するとしており、これが買い材料視された。これに伴い、配当予想と5月12日発表の自社株買いの取得上限株数を修正した。分割比率を考慮し、従来130円としていた期末配当を43円34銭(分割前換算130円2銭)とした。また、取得上限も同じく分割比率を考慮し、120万株から360万株に見直した。
■ダイワ通信 <7116> 1,570円 (+50円、+3.3%)
ダイワ通信 <7116> [東証S]が大幅高で4日続伸。21日の取引終了後、今年3月にプレスリリースした迷惑行為検知AIシステムが第1段階の開発を終え、回転すし店舗(回し寿司活)での実証実験(第2段階)に移行したと発表。今回の実証実験では、店舗内で回転すしレーン上の皿に対する行動や、座席上の醤油に対する行動などの検知の検証に取り組む。24年3月期中の実用化を目指す。
■ストライク <6196> 3,970円 (+120円、+3.1%)
ストライク <6196> [東証P]が大幅高で6日続伸。東海東京調査センターが21日、ストライクの目標株価を7100円から7300円に引き上げた。レーティングは「アウトパフォーム」を継続している。24年9月期の事業環境について、新人コンサルタントの戦力化や営業拠点の拡充、受託活動の活発化などの効果が出て、成約件数が増加すると予想。成約平均単価も上昇すると見込む。
■板硝子 <5202> 645円 (+19円、+3.0%)
日本板硝子 <5202> [東証P]が4日ぶり大幅反発。同社は板ガラス世界大手。今月9日に上期決算とあわせ、24年3月期業績予想の修正を発表。営業利益予想を350億円から420億円(前期比20.6%増)へ引き上げた。建築用ガラスや自動車用ガラス事業が想定を上回ったことが寄与する見通しだ。22日は大和証券の格上げを手掛かりに買われた。
■サッポロHD <2501> 5,803円 (+156円、+2.8%)
サッポロホールディングス <2501> [東証P]が3日ぶり反発。21日の取引終了後、シンガポールの投資ファンドである3Dインベストメント・パートナーズが、サッポロHDの株式を買い増したことが明らかとなった。同日、財務省に提出された変更報告書によると、保有比率は8.32%から9.33%に上昇しており、思惑視した買いを誘う格好となった。保有目的は「純投資及び状況に応じて、経営陣への助言、重要提案行為を行うこと」としている。報告義務発生日は11月14日。
■RSC <4664> 738円 (+17円、+2.4%)
アール・エス・シー <4664> [東証S]が3日ぶり反発。21日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について純利益を1億7700万円から2億2600万円(前期比76.6%増)へ上方修正した。売上高78億7300万円(同30.6%増)、営業利益2億6800万円(同40.0%増)は従来見通しを据え置いたものの、第3四半期に投資有価証券を売却したのに伴い、投資有価証券売却益7100万円を特別利益として計上することなどが要因としている。
■三井海洋 <6269> 2,024円 (+44円、+2.2%)
三井海洋開発 <6269> [東証P]が反発。21日の取引終了後、浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)向けの検査ドローン技術開発に関する覚書を、Terra Drone(テラドローン、東京都渋谷区)と締結したと発表した。 ドローンというテーマ性に着目した買いが株価を下支えしたようだ。非破壊検査向けの超音波探傷機能を搭載したドローンを用いたテラドローンの検査技術と、三井海洋のFPSOの設計・操業に関する知見を活用。検査作業におけるドローン技術の実用化を通じ、海洋石油・ガス業界の課題解決につなげる。
■長瀬産 <8012> 2,338円 (+50円、+2.2%)
長瀬産業 <8012> [東証P]が続伸。22日付の日本経済新聞は「最先端半導体の国内量産を目指すラピダスが、北海道千歳市に建設する工場への材料輸送管理を、長瀬産業に委託したことが分かった」と報じた。長瀬産業は化学品の取り扱いや輸送の知見があり、サプライヤーから薬液や樹脂などを集約し、北海道の倉庫に届けるという。この報道を受け、同社株には買いが流入した。
■かっこ <4166> 845円 (+18円、+2.2%)
かっこ <4166> [東証G]が5日続伸。21日の取引終了後、新たなプロダクトの共同開発などを視野にROBOT PAYMENT <4374> [東証G]と業務提携したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。ロボペイが蓄積した決済周辺データと、かっこが持つデータ分析技術を活用。自動与信やフィンテック領域への展開、共同でのプロダクト開発など事業機会の創出を目指す。提携の第1弾の取り組みとして、ロボペイの「請求まるなげロボ」が持つ貸し倒れ実績データを解析する取り組みを開始。取り扱いの拡大と売り上げの増加につなげる。
■ポールHD <3657> 532円 (+9円、+1.7%)
ポールトゥウィンホールディングス <3657> [東証P]が7日続伸。21日の取引終了後、連結子会社のHIKEが3DCGアニメーションの制作を手掛けるしいたけデジタル(東京都渋谷区)の株式を取得して子会社化すると発表。メディア・コンテンツ業務に、しいたけデジタルが抱える20人以上のCGアニメーターが加わることで、アニメスタジオとしての事業基盤を固め、アニメ制作の受注拡大に対応できる体制を構築する。
■双日 <2768> 3,073円 (+43円、+1.4%)
双日 <2768> [東証P]が3日ぶり反発。22日、ベトナムの業務用食品卸の最大手ダイタンビエット・ジョイント・ストック・カンパニーの全株式を取得したと発表。成長市場での投資活動を評価した買いが集まったようだ。買収したベトナム企業は、業務用食品とフードサービス、乳原料の3領域で事業を展開し、2022年の売上高は約370億円。国内外のサプライヤー約100社の約2000品目を取り扱う。ベトナムではスーパーマーケットやコンビニエンスストアといった小売業態が急速に発展しており、双日はグループ各事業との相乗効果を生み出しつつ、バリューチェーンの強化につなげる。
■西松屋チェ <7545> 2,011円 (+25円、+1.3%)
西松屋チェーン <7545> [東証P]が4日続伸。21日の取引終了後、11月度(10月21日~11月20日)の月次売上高速報を発表しており、既存店売上高は前年同月比7.8%増と3ヵ月ぶりに前年実績を上回った。後半に気温が低下したことで、秋物衣料や冬物衣料が好調に推移した。また、育児・服飾雑貨の売り上げも伸長した。なお、全店売上高は同12.4%増だった。
※22日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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