しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の100億円の黒字→45億円の赤字(前期は128億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の78.1億円の黒字→66.8億円の赤字(前年同期は39.1億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。
直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常損益は68.6億円の赤字(前年同期は37.6億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の2.0%→-4.9%に急悪化した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
FPSO Cidade de Santos MV20で実施中の大規模修繕で利用しているフローテル(※)において、新型コロナウィルス感染症 の感染者が多数発生しました。その影響を受けフローテルへの乗船人員数が制限された結果、修繕工事に従事する人員が不足したことから、工期及びそれに伴う操業停止期間が大幅に延長されました。またFPSO Cidade de Niteroi MV18についても、故障した機器の修復作業のため現在操業を停止しております。 操業停止期間中は、収入が計上されないことから、チャーターおよびオペレーションサービスに関する損益が悪化する見込みとなっております。また、上記状況を含め当社持分法適用関連会社である GAS OPPORTUNITY MV20 B.V. の直近の業績の動向を踏まえた将来の回収可能性を慎重に検討した結果、2021年12月期第 3 四半期連結会計期間において、同社が保有する FPSO Cidade de Santos MV20 の帳簿価格を回収可能価額まで減額し、減損損失約29億円(当社持分)を 「持分法による投資利益」 に計上する見込みとなっております。さらに現在進行中の建造工事についても、 一部工事の遅れ等により収益率が低下したことなどから、利益額が期初予想を下回る見通しとなっております。上記の理由から、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益の予想を下方修正することといたしました。(※)海上に設置する居住施設(注)上記の業績予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
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