大幅反落。東証が1日から信用取引に関する規制措置を強化し、売り材料視されている。新規の売付及び買付に係る委託保証金率が50%以上(うち現金20%以上)に引き上げられたほか、日証金も増担保金徴収措置を実施した。規制強化で投資家の売買意欲が低下するとの懸念に加え、同社株は短期間に急騰していたことから、利益確定売りを出している向きもあるようだ。
<4597> ソレイジア 142 +1
反発。中国臨床腫瘍学会が新規発行した「がん治療による急性口腔粘膜炎の診断と予防に関する臨床診療ガイドライン」に、がん治療時の標準的な口腔支持療法の主要選択肢として自社製品のepisilが収載されたと発表している。episilは、がんなどの化学療法や放射線療法に伴う口内炎で生じる口腔内疼痛の緩和を目的とする製品。ガイドライン収載で中国市場での需要拡大が期待できるとの見方から買われているようだ。
<7042> アクセスグループ 982 +150
ストップ高。子会社のアクセスプログレス(東京都渋谷区)が新型コロナウイルスなどの感染対策に対応し、準備から運営までワンストップでサポートする会場運営パッケージサービスの提供を開始したと発表している。同社は複数の自治体からワクチン接種会場の運営を受託しており、パッケージ化することでスムーズに会場運営を準備・開始できる体制を構築する。
<6267> ゼネパッカー 2309 +80
年初来高値。21年7月期第3四半期累計(20年8月-21年4月)の営業利益を前年同期比38.4%増の7.70億円と発表している。包装機械事業で製袋自動包装機や包装システムの販売実績が増加したことから、利益が拡大した。通期予想は前期比10.7%減の7.46億円で据え置いた。第3四半期累計時点で既に上回っており、通期は会社計画を超過して着地する可能性があるとの期待から買いが入っているようだ。
<3930> はてな 1520 +78
大幅に反発。21年7月期の営業利益を従来予想の1.06億円から2.12億円(前期実績2.76億円)に上方修正している。コンテンツプラットフォームサービスでアフィリエイト広告が堅調なことに加え、テクノロジーソリューションサービスでのサーバー監視サービス「Mackerel」が好調に推移しているため。データセンター利用料の伸び抑制や販管費の減少も利益を押し上げる見通し。
<6597> HPCシステムズ 4020 +25
上場来高値。機械学習と計算化学技術を組み合わせ、「逆問題・逆解析」の手法を用いて所望の物性値からその条件を満たす分子構造の候補を導き出すマテリアルズ・インフォマティックス(MI)ソフトウェアを開発したと発表している。MIは計算化学やAI機械学習、ビッグデータ解析などを活用し、新素材材料を探索、設計・開発する新たなテクノロジー。従来よりも効率的に材料探索や開発を行うことが期待されているという。 <ST>
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