■力の源HD <3561> 1,610円 (+171円、+11.9%)
力の源ホールディングス <3561> [東証P]が続急騰。14日午前11時30分ごろに発表した第3四半期累計(23年4-12月)連結決算が、売上高233億6300万円(前年同期比24.0%増)、営業利益24億3100万円(同55.7%増)、純利益17億5700万円(同46.3%増)と大幅増収増益となったことが好感された。国内店舗運営事業でインバウンドの戻りや価格改定の効果により既存店売上高が前年同期比20.1%増となったほか、モバイルオーダーやタブレットオーダーなどDX施策により収益性の改善が進んだことが牽引。また、海外店舗運営事業でコロナ禍明けのリバウンド消費により既存店の売り上げが増加したことや、原価や人件費のコントロールの進展、円安の推移なども寄与した。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高315億円(前期比20.6%増)、営業利益31億円(同35.9%増)、純利益22億5000万円(同38.2%増)の従来見通しを据え置いている。
■やまびこ <6250> 1,779円 (+188円、+11.8%)
やまびこ <6250> [東証P]が続急騰。同社は2月13日大引け後に決算を発表、23年12月期の連結経常利益は前の期比52.6%増の140億円に拡大したが、24年12月期は前期比1.9%減の138億円に減る見通しとなった。同時に、前期の年間配当を52円→55円(前の期は52円)に増額し、今期も前期比5円増の60円に増配する方針としており、好感されたようだ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.72%にあたる30万株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施すると発表している。買い付け期間は3月1日から8月30日までとなる。
■エクサWiz <4259> 471円 (+49円、+11.6%)
エクサウィザーズ <4259> [東証G]が3日続急騰。同社は2月13日大引け後に決算を発表、24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は5億5400万円の赤字(前年同期は4億2300万円の赤字)に赤字幅が拡大した。しかしながら、直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は1200万円の赤字(前年同期は1億3800万円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-10.0%→0.3%に急改善したことで好感されたようだ。
■トライト <9164> 677円 (+69円、+11.4%)
トライト <9164> [東証G]が6日ぶりに急反騰。同社は2月13日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表、23年12月期の連結最終利益は前の期比35.3%増の49億円に拡大し、24年12月期も前期比12.2%増の55億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことで好感されたようだ。
■グリコ <2206> 4,665円 (+440円、+10.4%)
江崎グリコ <2206> [東証P]が続急騰。同社は2月13日大引け後に決算を発表、23年12月期の連結経常利益は前の期比56.0%増の212億円に拡大し、24年12月期も前期比1.0%増の215億円に伸びる見通しとなったことで好感されたようだ。
■東応化 <4186> 4,051円 (+382円、+10.4%)
東京応化工業 <4186> [東証P]が続急騰。同社は2月13日大引け後に決算を発表、23年12月期の連結経常利益は前の期比21.7%減の242億円になったが、24年12月期は前期比14.2%増の277億円に伸びる見通しとなったことで好感されたようだ。同時に、前期の年間配当を164円→168円(前の期は160円)に増額し、今期は58円とし、12月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は3.6%増配とする方針とした。
■楽天銀 <5838> 2,538円 (+228円、+9.9%)
楽天銀行 <5838> [東証P]が続急伸。13日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を修正し、最終利益予想を19億3700万円増額して334億8700万円(前期比20.9%増)に引き上げた。最高益予想を上乗せする形で修正したことを受けて見直し買いが集まり、銀行セクターのなかで逆行高を演じている。今期の経常収益予想は12億6500万円増額して1361億1400万円(同13.0%増)に上方修正した。資金運用収益が拡大し、経営効率も向上した。4-12月期の進捗状況を踏まえて業績予想を見直した。
■大倉工 <4221> 3,210円 (+233円、+7.8%)
大倉工業 <4221> [東証P]が続急伸。同社は2月13日大引け後に決算を発表、23年12月期の連結経常利益は前の期比26.7%増の54.1億円になり、24年12月期も前期比10.8%増の60億円に伸びを見込み、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことで好感されたようだ。
■パンパシHD <7532> 3,655円 (+265円、+7.8%)
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532> [東証P]が3日続急伸。同社は2月13日大引け後に決算を発表、24年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常利益は前年同期比28.6%増の736億円に伸び、従来の2.1%減益予想から一転して増益で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の1074億円→1260億円(前期は1109億円)に17.3%上方修正し、一転して13.5%増益を見込み、15期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことで好感されたようだ。
■SECカーボ <5304> 3,010円 (+208円、+7.4%)
SECカーボン <5304> [東証S]が3日続急伸。13日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を66億円から99億円(前期比52.5%増)へ、純利益を47億円から70億円(同29.6%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を34円から66円へ引き上げたことが好感された。国内外における粗鋼生産の伸び悩みで人造黒鉛電極の需要が低迷していることから、売上高は378億円から366億円(前期比20.4%増)へ下方修正したが、原料や電力の価格が想定よりも抑えられたことや、円安による輸出の採算性向上が利益を押し上げる見通しだ。なお、同時に発表した第3四半期累計(23年4-12月)決算は、売上高262億1000万円(前年同期比30.8%増)、営業利益77億7300万円(同91.0%増)、純利益58億6400万円(同72.2%増)だった。
■アイスペース <9348> 1,043円 (+57円、+5.8%)
ispace <9348> [東証G]が急反発。同社は2月13日大引け後に決算を発表、24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は45.9億円の赤字(前年同期は97.1億円の赤字)に赤字幅が縮小した。併せて、通期の同損益を従来予想の82.9億円の赤字→71.4億円の赤字(前期は113億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなったことで好感されたようだ。
■Fスターズ <3687> 1,746円 (+95円、+5.8%)
フィックスターズ <3687> [東証P]が4日続急伸。時価は2019年8月以来4年半ぶりの高値水準に浮上した。ソフトウェアを高速化させる技術で強みを持ち、量子コンピューティング分野では先駆的存在。AI画像診断やエッジAI、AIコードレビューなどにも傾注している。業績も成長トレンド入りが鮮明で24年9月期営業利益は前期比10%増の23億円予想とピーク利益更新が続く見通しだ。投資運用会社のグッドハートパートナーズ・エルエルピーが純投資目的で同社株を一貫して買い増しており、直近2日現在で保有株比率を8.69%まで高めている。
■ITFOR <4743> 1,325円 (+71円、+5.7%)
アイティフォー <4743> [東証P]が続急伸。同社は2月13日大引け後に決算を発表、24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比24.4%増の27.7億円に伸び、通期計画の34.6億円に対する進捗率は80.1%に達し、5年平均の61.0%も上回ったことで好感されたようだ。
■シチズン <7762> 1,046円 (+56円、+5.7%)
シチズン時計 <7762> [東証P]が3日続急伸。同社は2月13日大引け後に決算を発表、24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比12.4%増の274億円に伸びたことで好感されたようだ。通期計画の285億円に対する進捗率は96.4%に達したものの、5年平均の104.5%を下回った。
■マブチ <6592> 2,695円 (+85.5円、+3.3%)
マブチモーター <6592> [東証P]が大幅高で3日続伸。14日、取得総数200万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.6%)、取得総額30億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。あわせて23年12月期の連結決算を開示。為替差益の発生に伴う営業外収益の計上により、経常利益は前の期比20.1%増の257億9000万円と減益計画から一転、増益で着地した。24年12月期の年間配当は実質増配の計画となっており、これらを評価した買いが株価を押し上げた。24年12月期の経常利益は前期比21.3%減の203億円を計画。年間配当予想は76円と、株式分割を考慮したベースで同1円の増配とする。今期から配当金算定基準を株主資本配当率(DOE)ベースへ変更。DOE3.0~4.0%を目安に、キャッシュ・フローや事業環境などを総合的に勘案して配当を決める。加えて、マブチは3月28日開催の定時株主総会において、自己株式取得に関する株主提案に反対すると発表した。同社は株式総数940万5700株、総額220億円を上限に自社株買いの実施を求める株主提案を受けていた。
※14日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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