イワキポンプ、非開示だった今期経常は33％減益、未定だった配当は9.5円減配

　イワキ <6237> が6月15日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比32.5％減の17.3億円に落ち込む見通しと発表した。
　同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比48.8％減の6.3億円に落ち込む見通しと発表した。

　また、従来未定としていた今期の上期配当を8円(前年同期は13円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も13円実施する方針とした。年間配当は前期比9.5円減の21円に減配となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　新型コロナウイルスの感染拡大による影響により、連結業績予想を合理的に算定することが困難であったため未定としておりました。今般、緊急事態宣言が解除され、経済活動が再開されつつあることから、当社グループにおける影響は、第３四半期以降縮小していくものとする前提のもと、連結業績予想を公表するものであります。上記予想には人材への先行投資や流通経路の効率化、製品保管スペース拡充のための外部倉庫の活用などの費用の増加見込みが含まれております。また、2020年５月14日に公表した「持分法適用関連会社Iwaki Nordic A/S（イワキノルディック）の連結子会社化」による業績への影響を含んでおります。なお、これらの予想は、コロナ禍の第二波、第三波の発生等による更なる事業の停滞等は発生しない前提で作成しており、これらの事例の発生や、更なる顧客企業収益の悪化による設備投資の減少が見込まれる場合、あるいは早期収束等により顧客企業収益及び設備投資の回復が見込まれる場合は、今回予想が修正される可能性があります。

　当社は、株主の皆様に対する利益配分を経営上の重要な課題であると認識しており、利益剰余金の配当につきましては、将来の事業展開に備え、財務体質をいっそう強化するために必要な内部留保を確保しながら、継続的、安定的な配当を実施することを基本方針とし、配当性向30％を目安として年間配当に充てる方針としております。上記の方針のもと、本日の業績予想を踏まえ総合的に勘案した結果、１株当たりの年間配当金額予想は、配当性向30.1％の年間21円00銭とさせていただき、中間配当は８円00銭とし、期末配当は13円00銭といたします。なお、2021年３月期期末配当金につきましては、2021年６月開催予定の当社第66期定時株主総会に付議いたします。(注) 予想数値は、本資料の発表日現在において当社が入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想と異なる可能性があります。