しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の16億円の黒字→4.5億円の赤字(前期は34億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の18億円の黒字→2.4億円の赤字(前年同期は25.5億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は1.9億円の赤字(前年同期は14.7億円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-24.5%→-2.3%に急改善した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当第3四半期累計期間は、欧州市場において経済活動の再開にともない設備投資需要が増加し、またバングラデシュ等においては大手アパレルからの受注が回復傾向となり、コンピュータ横編機の受注が拡大しました。一方、当社の主要マーケットの一つである中国市場においては、上海のロックダウンなどゼロコロナ政策にともなうサプライチェーンの混乱により企業活動や生産設備投資が大きく停滞し、ホールガーメント横編機を中心に販売が低調となりました。 こうした状況の中、中国市場においては、政府支援の効果等により個人消費や生産活動が徐々に回復し、下半期においては海外子会社の業績改善を中心に当初計画を上回り、また原材料の供給不足についても、第4四半期以降には改善に向かい販売活動に寄与すると想定したため、通期連結業績は、期初予想に近い黒字を確保できる見通しで前回業績予想を発表いたしました。 しかし、欧州市場では設備投資の需要は堅調に推移しているものの、中国ではロックダウンの規制をめぐる混乱や新型コロナ感染症の爆発的な拡大により景気が低迷し、第4四半期以降も主力のホールガーメント横編機等の本格的な受注の回復には、時間を要する見込みであります。さらに一部の部品、原材料の調達難については依然として回復しておらず、生産活動に支障が生じ納期が確定できない状況が継続しており、当社ユーザーの設備投資が最盛期となる第4四半期における受注および売上に影響を与えております。これらの結果、売上高は前回発表予想を大きく下回る見込みであります。利益面におきましては、工場操業度の改善および継続的なコスト削減等により売上総利益率は回復傾向にありますが、原材料価格やエネルギー価格の上昇、さらに物流費高騰の影響を十分に価格転嫁できていない状況です。こうした中、売上高の大幅な減少にともない各利益段階も前回発表予想を大きく下回る見通しとなりました。これらの状況を踏まえ、通期の業績予想(連結・個別)を修正いたします。なお、期末配当金の予想につきましては変更ございません。(注)上記業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報および合理的であると判断する一定の前提に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
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