夏場は地政学リスク高まる、中東・東アジア情勢に視線
時価総額:90.4億円
PER:75.63倍
PBR: 2.64倍
段ボール製函印刷機が主力で繊維機械を縮小する一方で防衛機器を拡大している。段ボールでトップシェアを誇るレンゴーが筆頭株主となっている。
業績面においては8/9に第1Q決算発表を控えており、今期は前期落ち込んだ反動から増収増益が見込まれるが、4-6月期の実績においては黒字転換できるかどうかが焦点となる。どちらかと言えば業績よりも米国・イランの対立やホルムズ海峡沖をめぐる地政学リスクの高まりといった点が注目されやすい。
株価は原油価格やバルチック海運指数の高まりなどにみられるイラン情勢に敏感に反応しやすいとみられ、今夏の米国とイランの軍事衝突を懸念した資金が向かいやすい。万が一、両国の対立が激化してホルムズ海峡沖の封鎖やトランプ政権が選挙対策でイスラエルと対立するイランを叩く動きを加速させるのであれば、動意づくきっかけとなりそうだ。
(7/31現在)