地政学リスクの高まりで物色資金流入も
時価総額:113.30億円
PER:14.90倍
PBR: 0.73倍
産業用機械の老舗であり、空圧・油圧機器や機械工学の技術を活かして火器や防音器具などの防衛用製品も手掛ける。道路清掃車両ではトップシェアなど意外な強みも持ち合わせる。
業績面においては5/9に決算ならびに中期経営計画の発表を行っており、依然として厳しい事業環境にあることをふまえつつ事業ポートフォリオの再構築に乗り出すことを表明。前期は好決算で大幅な増収増益での着地であったことから、今期は反動減の計画となっている。
株価は2017年の急騰相場からある程度日柄も経過し、今年に入ってからは決算期待も材料視されて動意含みの推移を続けている。足元では決算発表と前後して水準を下げたが、100日移動平均線付近で下げ止まりの動きを見せている。イランや北朝鮮をめぐる地政学リスクの高まりとともに物色意欲再燃の兆候も見逃せない。