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※2018年4月16日12時に執筆
【株師孔明の株&仮想通貨ブログ】にて、株や仮想通貨のブログを執筆している「株師孔明」と申します。どうぞ、お見知りおきを。
■シリア情勢は混迷化
シリアでは2011年ごろから内戦が発生し、現在も混乱は続いている。反政府勢力がアサド政権の打倒を目指しており、激しい戦闘が繰り広げられるケースも少なくない。アサド政権の背景にはロシアの存在がうかがえる一方で、アメリカは反アサド政権の立場をとっている。冷戦時代は過ぎ去ったが依然としてシリアをめぐっては米ロ間の対立構造が続いていると言えよう。
米ロはともに国連安保理の常任理事国で拒否権を有する。そのため、シリア内戦解決に向けて国連安保理が強力な決議を採択することは難しい。ISなどの過激派組織の活動も見られることから、事態の鎮静化には時間がかかると見込まれる。市街地でも実施されている戦闘は時に市民を巻き込んでいる。先日は化学兵器の使用が疑われる事象が発生し、子供を含む多くの死傷者が出た様子が報じられた。
■防衛関連銘柄
<7721>東京計器
利益拡大の影響もありPERは20倍未満と決して高くない。防衛省向けの販売拡大などを進められれば、資金が流入する可能性がある。レーダーは北朝鮮ミサイル対策にも役立つため、シリアをめぐる混乱に乗じて北朝鮮が挑発行動を実施した際にも注目度アップを見込める。
<6208>石川製作所
2018年3月期業績は大幅増益の見通しとなっている。PERも20倍台半ばと極端な割高感は見られない。
<4274>細谷火工
日米首脳会談で両国が連携姿勢を確認することをきっかけに日本の防衛力強化の流れに注目が向かえば関心が向かうこともあり得る。
<6203>豊和工業
業績は変動が激しいため中長期の視点では不安がある半面、短期の値上がりを狙った投機マネーの流入に期待しやすいとも言える。
<7012>川崎重工業
新幹線台車をめぐるトラブルで株価が急落する場面が見られた。結果として割高感が緩和されたことで、テーマ性の高まりに伴う株価急騰のチャンスは拡大したと見ている。自衛隊向け製品の製造実績などが評価されれば、シリア情勢緊迫化から恩恵を受けられるだろう。
■まとめ
防衛関連銘柄は、シリアに対してアメリカが空爆を実施したことで一気に注目度を高めつつある。北朝鮮ミサイル問題の落ち着きで注目テーマからは外れつつあった中でのシリア問題であり、防衛関連銘柄に再び資金が集まることが期待される。
その他の防衛関連銘柄に関する情報は、ブログの方でも詳しく綴っているので、「株師孔明の株&仮想通貨ブログ」と検索し、目を通して頂ければ幸いである。
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執筆者名:株師孔明
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