超硬製工具類の売上高は前年同期比5.2%増の35.09億円となった。海外向け溝付きロールや一部の鋼管用引抜工具の販売が好調に推移した。
超硬製金型類の売上高は前年同期比6.1%減の28.83億円となった。光学素子成型用金型やモーターコア用金型の販売が好調に推移したものの、顧客の生産地変更により二次電池向け金型の販売が大幅に減少したほか、部品メーカーの在庫調整の影響を受け、自動車部品用金型の販売が低調に推移した。
その他の超硬製品の売上高は前年同期比6.8%減の29.89億円となった。半導体製造装置向けの需要が堅調に推移したものの、景気低迷が継続している中国市場の影響を受け、中国向け素材販売が低調に推移した。
超硬以外の製品の売上高は前年同期比4.4%減の29.40億円となった。一部の鋼製自動車部品用工具・金型の販売が堅調に推移したものの、引抜鋼管の売上が低調に推移した。
2024年3月期通期の業績予想については、同日、業績予想の修正を発表した。売上高が前期比4.0%減(前回予想比7.3%減)の165.00億円、営業利益が同27.9%減(同29.1%減)の8.30億円、経常利益が同27.4%減(同27.6%減)の8.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同48.2%減の(同24.7%減)の6.70億円としている。
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