■monoAI <5240> 2,295円 (+400円、+21.1%) ストップ高
monoAI technology <5240> [東証G]がストップ高で上場来高値を更新した。前週末3日にピクシブ(東京都渋谷区)が開催するオンライン即売会「NEOKET4」に、メタバースプラットフォーム「XR CLOUD」をOEMで提供すると発表。これを材料視した買いが集まったようだ。NEOKET4はクリエーターとファンが同じ空間でコミュニケーションを楽しみ、即売会を自宅でも体験できるイベント。3月25日から4月2日までの間、開催される。XR CLOUDではイベント向けに、頒布物販売機能や立ち読み機能などを備えたという。
■HCSHD <4200> 1,110円 (+150円、+15.6%) ストップ高
HCSホールディングス <4200> [東証S]がストップ高。前週末3日の取引終了後、23年3月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表したことが好感された。毎年3月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈するという。同時に、自社株4万5000株(発行済み株数の1.67%)を3月20日付で消却すると発表しており、これも好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は264万7500株となる予定だ。
■冨士ダイス <6167> 779円 (+100円、+14.7%) ストップ高
東証プライムの上昇率2位。冨士ダイス <6167> [東証P]がストップ高。同社は超硬合金の工具・金型の製造を手掛ける。前週2月27日、固定資産譲渡に伴う特別利益の計上を理由に今23年3月期純利益の大幅上方修正と増配を発表。これを受けて株価を急動意させた経緯がある。直近、日刊工業新聞が「冨士ダイス、新合金開発 レアメタル9割削減」と報じており、これを手掛かり材料に足もと物色の流れが一段と加速したようだ。
■デコルテHD <7372> 1,300円 (+134円、+11.5%)
デコルテ・ホールディングス <7372> [東証G]が急反騰。前週末3日の取引終了後、2月度の月次業績(速報値)を発表した。全社売上高は前年同月比24.4%増と高い伸び率となったことを好感した買いが入ったようだ。フォトウエディングサービスでは、全体の売上高は同25.0%増。同サービスの撮影件数は同15.5%増、撮影単価は同8.2%増となった。同サービスの既存店売上高は同12.7%増だった。同社はフォトウエディングサービスの月次業績に関し、既存店売上高から全体の売上高を開示する形に変更すると発表。2月度の既存店売上高は参考情報として開示した。
■北陸電 <9505> 591円 (+51円、+9.4%)
東証プライムの上昇率4位。北陸電力 <9505> [東証P]が続急伸。原子力規制委員会が3日、北陸電力志賀原発2号機の敷地内にある断層について「震源として考慮する活断層はない」と評価した。同件は複数のメディアで大きく報じられており、今回の原子力規制委の評価によって同原発の再稼働に向けた審査が進むことになるという。これを受け、同社株には今後の展開を期待した思惑的な買いが集まった。
■ハブ <3030> 873円 (+67円、+8.3%)
東証プライムの上昇率6位。ハブ <3030> [東証P]が続急伸し昨年来高値を更新。9日にワールドベースボールクラシック(WBC)の日本代表チームの初戦(対中国)が行われることを控え、期待感が買いにつながった。同社は英国風パブを主に展開しており、大きなスポーツイベント開催は集客増につながる。各メディアで連日、代表チームの動向が報じられていることも、期待感を膨らませることに一役買ったようだ。
■菱製鋼 <5632> 1,362円 (+96円、+7.6%)
東証プライムの上昇率8位。三菱製鋼 <5632> [東証P]が4日続急伸。自動車やトラック、建設機械、情報家電向けに特殊鋼及び精密ばねなどを製造、素材から製品まで一貫生産できる強みを生かし安定した収益基盤を誇る。23年3月期営業利益は従来予想の55億円から65億円(前期比4%増)に増額したが、続く24年3月期はサプライチェーン問題の収束と値上げ効果の浸透で2ケタの利益成長が有力視される。株価指標面ではPERが依然として8倍未満でPBRは0.4倍台と会社解散価値の半値以下にあり、バリュー株として見直しが急だ。配当利回りも3%台後半と高い。
■ツナグGHD <6551> 705円 (+49円、+7.5%)
ツナググループ・ホールディングス <6551> [東証S]が5日続急伸。700円台に乗せたのは2020年2月中旬以来約3年ぶり。インバウンド需要が国内消費を押し上げる状況にあるが、一方で飲食店などを中心に人手不足が浮き彫りとなっており、アルバイトなどの人材確保に向けたニーズが一段と強まっている。そのなか、同社は慢性的な人手不足に悩まされている小売りや飲食業に重点を置いたアルバイト採用代行業務を手掛けていることで商機を捉えている。23年9月期は営業利益段階で前期比54%増の3億3000万円を見込むが、訪日客の急増を背景に更に上振れる可能性も意識されている。
■内田洋 <8057> 5,150円 (+320円、+6.6%)
内田洋行 <8057> [東証P]が急反発。前週末3日の取引終了後、23年7月期の連結業績予想について、売上高を2300億円から2360億円(前期比6.4%増)へ、営業利益を64億円から68億円(同13.8%減)へ、純利益を45億5000万円から48億円(同7.2%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を140円から150円(前期140円)へ引き上げたことが好感された。民間需要の回復が従来予想を超えており、民間分野のICT関連ビジネスやオフィス家具関連ビジネスともに計画を超過する見通しにあることが要因。また、公共関連事業分野の業績も計画通りに進捗しているとしている。同時に発表した第2四半期累計(22年7月21日~23年1月20日)決算は、売上高941億9700万円(前年同期比9.0%増)、営業利益23億1400万円(同16.9%減)、純利益16億7200万円(同11.9%増)だった。
■PAコンサル <4071> 3,030円 (+168円、+5.9%)
プラスアルファ・コンサルティング <4071> [東証G]が続急伸。SBI証券が3日、PAコンサルの目標株価を5200円から5560円に引き上げた。投資判断は「買い」を継続する。23年9月期第1四半期(22年10-12月)の業績について、「見える化エンジン」や「カスタマーリングス」、「タレントパレット」のARPU(1契約あたりの平均収入)と顧客数の増加は印象としてポジティブと指摘。営業利益率は30.9%と、マーケティング費用が増加したなかでも高水準を維持しており、23年1-3月期以降も安定的に22年10-12月期と同等以上の利益率となることが想定されるとの見方を示した。同証券による24年9月期の営業利益予想を47億6000万円から49億9300万円に増額している。
■レイズネク <6379> 1,475円 (+71円、+5.1%)
レイズネクスト <6379> [東証P]が4日続急伸し昨年来高値を更新。前週末3日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を8万株(発行済み株数の0.15%)、または1億円としており、取得期間は3月6日から6月26日まで。譲渡制限付株式報酬制度を導入するのに伴い、取締役などに交付する株式への充当を目的に取得するという。
■山一電機 <6941> 1,960円 (+85円、+4.5%)
山一電機 <6941> [東証P]が大幅続伸。テスター用を中心に半導体ソケットを主力に展開するほか、光学フィルターなど光関連製品も手掛ける。2月24日取引終了後には、フィリピンの連結子会社が生産工場を新設(土地はすでに取得済み)することを発表、半導体ソケットの安定した供給体制構築に動き出しており、今後の業容拡大に期待がかかる状況にある。半導体周辺企業で足もとの業績も会社側の想定を上回り好調に推移しているにもかかわらず、PERが6倍台と極めて低位にあり見直し買いを誘発した。更に配当利回りが4.5%前後と高く、3月期末に向けた配当権利取りの動きも株高を後押ししたようだ。
■東エレク <8035> 48,600円 (+1,470円、+3.1%)
東京エレクトロン <8035> [東証P]が大幅続伸。そのほか、レーザーテック <6920> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]など半導体製造装置関連が総じて堅調となった。前週末の米国株市場では米10年債利回りが上昇一服となり終値ベースで3.95%台まで低下した。これを背景にハイテク株に買いが集まり、半導体セクターもエヌビディア
■丹青社 <9743> 736円 (+21円、+2.9%)
丹青社 <9743> [東証P]が続伸。前週末3日の取引終了後、集計中の23年1月期連結決算について、営業利益が2億円から6億円(前の期比70.4%減)へ、純利益が1億5000万円から4億5000万円(同68.6%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。売上高は646億円から640億円(同2.1%増)へ下振れたものの、主に商業その他施設事業において、売上総利益率に若干改善が見込まれることが要因としている。
■SBG <9984> 5,708円 (+152円、+2.7%)
ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が反発、調整一巡から出直り色を強めた。同社株は2月上旬に決算発表を受けて下放れる格好となっていたが、2月末に5400円台半ばで底を入れその後は戻り歩調をみせていた。前週末の米国株市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が2%近い大幅上昇を示したが、米ハイテク株への投資に積極的な同社にとってはポジティブ材料となったようだ。また、同社が傘下に置く英半導体設計大手アームが米国株市場に単独上場する予定が明らかとなったことも株価を刺激した。アームは少なくとも1兆円以上の資金調達を目指していると報じられたこともあり、含み益拡大にむけた思惑が買いを引き寄せた。
■三菱商 <8058> 5,030円 (+129円、+2.6%)
三菱商事 <8058> [東証P]が4日続伸と上値指向鮮明、連日で上場来高値を更新中だ。世界的な資源価格の上昇やアジア地域での好調な自動車販売などを背景に業績は好調を極め、23年3月期は最終利益段階で前期比22.7%増と大幅な伸びを継続、過去最高益更新を見込んでおり、PER・PBRいずれも割安でバリュー株投資の波にも乗っている。直近では、フィリピンで首都マニラ近郊の鉄道向けシステムを約2600億円で受注したことを日本経済新聞が伝えており、足もとの株価を刺激したようだ。
■JINSHD <3046> 3,550円 (+75円、+2.2%)
ジンズホールディングス <3046> [東証P]が続伸。前週末3日の取引終了後に発表した2月度の月次売上状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比8.1%増となり、3ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。2月6日から販売している、日常でもサウナでも使用できる「JINS SAUNA」が好評を博したことに加えて、2月16日からリニューアル販売しているブルーライトカットメガネ「JINS SCREEN」の売り上げが伸長したことなどが寄与した。なお、全店売上高は同10.2%増だった。
■グリー <3632> 734円 (+13円、+1.8%)
グリー <3632> [東証P]が続伸。前週末3日の取引終了後、100%子会社REALITY Studiosが、Vチューバー事務所「FIRST STAGE PRODUCTION」を設立したと発表しており、好材料視された。「FIRST STAGE PRODUCTION」は、魅力的な個性と才能を持つタレントが集まるVチューバー事務所。22年8月に行われたタレントオーディションで多数の応募者から選ばれた所属タレント7人が、3日からツイッターアカウントやYouTubeチャンネルを公開し、順次活動を開始。また、10、11日にはデビュー配信を行うとしている。なお、同事務所では今春に次期所属タレントオーディションを開催する予定という。
■湖北工業 <6524> 5,690円 (+100円、+1.8%)
湖北工業 <6524> [東証S]が反発。6日、イスラエル企業のARIEL Photonics社と、フォトニック結晶ファイバー技術を応用したレーザー装置開発に関する業務提携契約を締結したと発表。今後の業績へのポジティブな影響を期待した買いが入ったようだ。フォトニック結晶ファイバーは、多数の空孔で囲まれた領域に光を閉じ込めて伝搬する光ファイバー。空孔の直径や間隔を制御することで、レーザー加工に適したハイパワー伝送が可能になり、医療機器や産業機器、衛星通信などの分野で新たなアプリケーション展開が考えられるという。ARIEL Photonics社は防衛関連や民生分野の顧客に対しレーザーソリューションの開発などを手掛けており、両社の技術情報の共有などにより、新製品開発を進めていくとしている。
■長谷川香料 <4958> 3,005円 (+37円、+1.3%)
長谷川香料 <4958> [東証P]が続伸。前週末3日の取引終了後、上場有価証券1銘柄を売却したのに伴い、23年9月期第2四半期決算で投資有価証券売却益6600万円を特別利益として計上すると発表しており、好材料視された。なお、23年9月期業績予想には織り込み済みとしている。
※6日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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