<注目銘柄>=NITTOK、電動車で恩恵受けるグローバルニッチトップ
同社は、コイル・モーター用自動巻線機で世界トップシェア。21年3月期は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う設備投資需要の縮小や、海外顧客工場でのセットアップなどに想定以上にコストがかかる案件が増えたことなどから、営業利益は13億5600万円(前の期比45.4%減)と落ち込んだ。しかし、22年3月期は同26億円(前期比91.7%増)と回復基調を見込んでおり、株価は業績回復を評価する動きが期待できる。
コイル製造需要は、自動車の電動化・電子化、5GやIоTの普及などを背景に高水準での推移が見込まれており、特に電動車の普及加速が中期的にも業績を押し上げる。また、グローバルニッチトップ企業として、巻線機のコア技術の深化や隣接市場でのビジネス創出も期待でき、今後の成長に期待大だ。(温羅)
出所:MINKABU PRESS
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