小池工、前期経常を36％上方修正・16期ぶり最高益、配当も100円増額

　小池酸素工業 <6137> [東証Ｓ] が5月8日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の38億円→51.4億円(前の期は37.8億円)に35.5％上方修正し、増益率が0.4％増→36.0％増に拡大し、16期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の16.1億円→29.6億円(前年同期は20.8億円)に83.7％増額し、一転して42.0％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の100円→200円(前の期は90円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年３月期通期連結業績予想につきましては、DBCファイバーレーザー切断機等の中大型機の販売が想定を上回ったことや為替相場が想定以上に円安傾向で推移したこと等により、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに前回予想を上回る見込みとなりました。（注）上記の予想につきましては、現時点において入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。

　　当社は経営体質の強化と今後の事業展開を踏まえた内部留保等を総合的に勘案し、安定した配当を維持する方針としておりますが、併せて株主還元をより充実させることにも対応してまいります。　期末配当金につきましては、当初の通期業績予想を上回る見込みとなったことも勘案し、直近の配当予想から100円増配し１株当たり200円に修正いたします。