受注高は、電気自動車関連の需要拡大に支えられ第2四半期ベースで過去最高の473.02億円(前年同期比11.5%増)となり、受注残高は702.82億円(前年度末比27.5%増)となった。売上高については、中・大型プレス機械の工事進行基準売上の増加や為替影響等により前年同期比19.5%増の321.64億円となったが、電子部品不足等の影響により売上がズレ込み、当初想定していた水準を下回っている状況である。利益面では、売上不足に加え、原材料費、外注費、物流費等の原価高騰、高付加価値プレス案件やサービスの売上ズレ込みによる粗利率低下、販管費の増加等により、営業利益は同10.3%減の7.16億円、経常利益は同18.0%減の7.89億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同10.3%減の4.95億円となった。
セグメントごとでは、日本は、プレス機械売上が増加し、売上高は前年同期比15.5%増の187.36億円、セグメント損益は原価高騰等に伴う粗利率の低下により2.88億円の損失(前年同期は0.85億円の利益)となった。
中国は、電気自動車関連のプレス機械売上増加により、売上高は前年同期比30.2%増の53.31億円、セグメント利益はサービス売上の減少や販管費の増加により同33.3%減の2.53億円となった。
アジアは、ロックダウン等で落ち込んだ昨年度からプレス機械とサービスの売上が回復し、売上高は前年同期比128.0%増の54.33億円、セグメント利益は増収により同119.3%増の3.39億円となった。
米州は、プレス機械売上が増加し、売上高は前年同期比39.2%増の81.97億円、セグメント損益は原価高騰等に伴う粗利率の低下により同21.0%減の0.49億円となった。
欧州は、電子部品不足による売上ズレ込み等によりプレス機械とサービスの売上はともに減少し売上高は前年同期比18.1%減の49.91億円、セグメント利益は粗利率の改善により同15.3%増の0.87億円となった。
2023年3月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比15.3%増の720.00億円、営業利益が同35.7%増(前回予想比38.2%減)の34.00億円、経常利益が同43.9%増(同38.6%減)の35.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同156.6%増(同42.5%減)の23.00億円としている。
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