増額修正と発表するも株価は5%の大幅下落
日本ビューホテル㈱(6097)
■注目理由
主にビューホテルブランドを展開する、日本のホテル運営会社。本社は東京都台東区にある。栃木県那須温泉の旅館を発祥としてシティホテル、リゾートホテル、エアポートホテル、遊園地などを展開している。
中期経営計画として、2018年4月期の連結売上高200億円以上、連結営業利益14億円以上、連結営業利益率6%以上、連結経常利益ROE8%以上を目標に掲げている。
平成27年4月期第3四半期における連結経営成績は、売上高139.9億円(前年同期比+3.0%)、営業利益8.8億円(同+25.4%)、経常利益10.6億円(同+27.1%)、四半期純利益6.6億円(同+23.8%)となった。平成26年の訪日外国人客数が1,340万人を超えるなど宿泊需要が伸びており、原材料や光熱費高騰に耐えるべく販売費および一般管理費全般の低減に努めた結果、売上高、営業利益、経常利益とも増加となった。また、グループ内一部施設について原子力発電所事故による風評被害にともなう逸失利益に対する補償金約2.3億円(前年同期比+26.0%)を営業外収益として計上している。
(出典:平成27年4月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))
4月15日には、2015年4月期の期末一括配当を、16円から20円へと4円増額修正を行っており、好材料。これに対して市場はあまり反応を見せなかったが、今後じわじわと利いてくることを期待している。4月15日の増額修正から4月21日現在までにかけて、株価は5%近く下落しており、押し目を取るには丁度良い頃合いとも取れる。今後の反発に期待し、今のうちに仕込んでおきたい。
なお、直近の株価はPER33.48倍、PBR1.43倍、配当利回り0.95%となっている。