「リスキリング」が22位にランク、新たな支援策発表で関心高まる<注目テーマ>
1 全固体電池
2 生成AI
3 半導体
4 人工知能
5 総合商社
6 2023年のIPO
7 パワー半導体
8 水素
9 防衛
10 TOPIXコア30
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「リスキリング」が22位にランクアップしてきた。
経済産業省は6月20日、リスキリング(学び直し)から転職までを支援する新しい制度を発表した。転職を希望する人が自らのキャリアについて相談する費用や、リスキリング講座の受講、転職支援までを一体的に支援する制度で、その一部の費用を政府が負担する。講座はプログラミングや動画編集、医療・介護などの分野で最大56万円補助されるという。
リスキリングは、「経済財政運営と改革の基本方針2023」(骨太方針2023)にもその支援が盛り込まれた岸田文雄内閣の重点政策の一つだ。なかでも人気の高いのは英会話関連で、ヒューマンホールディングス<2415.T>が今年4月に行った調査によると、リスキリングに取り組んだことのある、またはこれから取り組みたいと思っている分野の1位は「英会話」で、2位「会計・経理・財務」、3位「ファイナンシャル・プランニング」と続く。リスキリング熱の高まりに加えて、小学校から英語学習が始まったことで、親世代の学習熱も高まっている。
株式市場では昨年9月に英語学習者を支援するコーチングサービスを提供するプログリット<9560.T>が東証グロース市場に上場したほか、今年3月にはビジネス分野に特化したオンライン英会話を展開するビズメイツ<9345.T>が東証グロース市場に上場、6月14日にはオンライン英語学習プラットフォームの開発・運営を行うGlobee<5575.T>が東証グロース市場に上場するなど新たな関連銘柄の上場も相次ぐ。それに連れ、テーマとしての「英会話関連」「リスキリング」への関心も上昇中だ。
この日は、全般市場が冴えないこともあって目立った動きは少ないものの、オンライン英会話大手のレアジョブ<6096.T>が急反発。前述のヒューマンも高い。
出所:MINKABU PRESS
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