本日のマザーズ先物は、前日の米国株安や円高進行などを背景に買い見送りムードが強まるかと思われたが、新型コロナウイルスの治療薬などへの思惑からアンジェス<4563>は11連騰を演じたほか、他のバイオ関連株に買いが波及するなど個人投資家に人気の高い銘柄が騰勢を強めているため、マザーズ先物にも買い気は波及した。一時前営業日比58.0pt高の830.0ptまで値を上げ、2月13日以来となる高値水準に達した。市場では「大型連休中に海外では米国と中国の対立が鮮明になり、海外機関投資家の動きは鈍っているが、個人投資家は依然として投資余力があり、物色意欲は旺盛」との声が聞かれた。このため、バイオ関連株の強調展開が続くなら、「マザーズ先物も堅調に推移する可能性が高く、1月高値(864.0pt)を目指す場面も想定される」との指摘も聞かれた。本日のマザーズ市場では、連休前に制限値幅いっぱいまで買われた流れを引き継いだHMT<6090>が前営業日比600円(+58.14%)高の1632円とストップ高まで買われ、コナカ<7494>が子会社化するサマンサJP<7829>も前営業日比50円(+35.97%)高の189円と制限値幅いっぱいまで買い進まれた。また、ソレイジア<4597>、アスカネット<2438>、アンジェス<4563>が急騰し、FRONTEO<2158>、GMOTECH<6026>、PXB
<6190>も値を上げた。 <FA>
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