同社が展開するすべての事業で、前年同期比で増収となり、第1四半期に続き好調な決算となった。
SaaS事業は、コロナ禍をきっかけとしたマーケティングDXの需要拡大が追い風となっており主力のSaaSツールの取引が増加、さらに、ツールの機能を複数利用するアップセルや、複数ツールのクロスセルにより顧客平均単価が上昇した。
海外SaaS事業では、引き続きゲーム業界に属する既存顧客を中心に、単価の高い3Dのクリエイティブ制作の受注が増加しており、順調に推移した。
ソリューション事業でもコロナ禍でのDX加速の流れを受けて、ファンとSNSを掛け合わせたマーケティングニーズの高まりが追い風となっている。特に既存顧客からの追加施策の依頼が増えるなど、1顧客当たりの売上高が増加している。
中国進出支援事業は、越境EC進出支援において、中国SNSアカウント運用とインフルエンサーによる拡散を合わせたビジネスモデルを強化したことにより安定的に収益を確保した。
2021年12月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比31.2%増(前回予想比6.6%増)の55.00億円、営業利益が同100.9%増(同15.4%増)の6.00億円、経常利益が同189.4%増(同34.0%増)の6.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同217.4%増(同71.9%増)の5.50億円としている。
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