<動意株・18日>(大引け)=インフォR、テラプローブ、ココペリなど
テラプローブ<6627.T>=切り返し急で底値圏離脱の兆し。半導体検査の受託事業を展開する。台湾の半導体メーカー力成科技が5割弱の株式を保有する筆頭株主で、海外売上高比率も4割を占めるが、足もとの売上高は好調に推移している。月次売上高は今年に入り前年比で拡大基調を継続している。そのなか、同社が17日に発表した5月の売上高は前年同月比16.3%増と4月に続く2ケタの伸びを達成しており、これを手掛かり材料に値ごろ感に着目した買いを誘導している。
ココペリ<4167.T>=上げ足強め一気に年初来高値更新。同社は17日取引終了後、中小企業の海外展開を支援する「BIG ADVANCE GLOBAL」を新たに開始すると発表しており、これが材料視されているようだ。このサービスは、中小企業が安心して海外企業と商談を進められるよう海外の現地金融機関と連携すると同時に、人工知能(AI)がマッチング候補の企業を自動ピックアップ、連絡手段であるチャットやビデオコールの自動翻訳、貿易保険の加入、電子契約などの機能が搭載されるという。
デクセリアルズ<4980.T>=最高値街道に復帰。快進撃が止まらない。前日は全体波乱含みの相場に流され押し目を形成したものの、下値では機関投資家とみられる大口の買いが待っており大勢上昇トレンドに陰りがみられない。旧ソニーから分離独立した企業で、光学弾性樹脂などの光学材部品や異方性導電膜など電子材料部品で抜群の商品シェアを確保、売上高の約8割を海外で上げており、グローバルニッチトップとして実力を開花させている。ROEが27%と高いことも特長で、毎期増配を繰り返すとともに10月には1株を3株にする株式分割も予定しており、株主重視の姿勢が評価されている。
リンクバル<6046.T>=一時ストップ高。同社は17日、オープンハウスグループ<3288.T>と協業して「住まいと大切な人との出会い」をテーマとするイベント・サービスを展開すると発表。これが材料視されているようだ。同社は自治体や異なる業種の企業とのコラボレーションを積極的に行っており、オープンHとは恋活・婚活イベント「LOVE FES」で、生活に対する価値観が合う相手との出会いを提供する企画を実施してきた経緯がある。今回の取り組みでは、今まで以上に生活に対する価値観が合う相手と出会えるよう東京・大阪での「LOVE FES」拡大開催、及びオープンHのショールームを会場とした恋活・婚活パーティーの開催、そしてリンクバルのマッチングアプリCoupLink(カップリンク)での「家の条件」マッチング機能の搭載といった共同企画を行うとしている。
ナガオカ<6239.T>=4日ぶり急反発。17日の取引終了後、中国子会社である那賀設備(大連)がスクリーン・インターナルの大口受注を獲得したと発表しており、これを好感した買いが入っている。スクリーン・インターナルは、石油精製・石油化学・肥料プラントの心臓部で反応・抽出・分離などの工程に使用される内部装置。中国のプロピレンプラントにおいて設備更新需要があり、認証メーカーとしてスクリーン・インターナルを長年製造・供給してきた実績や品質が評価されたという。受注金額は約4億6000万円で、納期は25年1月という。なお、24年6月期業績への影響はないとしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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