シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時36150円まで買われる場面が見られており、節目の36000円での底固めの動きになりそうだ。主要企業の決算発表が本格化するなか、積極的な売買は手控えられやすいだろうが、米国市場の流れを引き継ぐ格好から、指数インパクトの大きい値がさハイテク株がけん引する流れになりそうだ。
また、昨日はインデックス買いが断続的に入っており、東証33業種はすべて上昇し、東証プライムの8割超の銘柄が買われていた。押し目待ち狙いの買い意欲が意識されやすく、売り仕掛け的な動きは手控えられそうだ。ただし、米国ではFOMCの結果を受けた市場反応を見極めたいところである。また、大型テック株の決算も控えている。国内では主要企業の決算が本格化するなか、決算期待からの先回り的な動きは避けておきたい。
そのほか、昨日は自動車株の強さが目立っていた。しかし、豊田自動織機<6201>
は、フォークリフト用エンジンの排ガス試験不正問題を巡り、新たに自動車用エンジン3機種でも不正が判明したと発表した。これを受けてトヨタ<7203>は「ランドクルーザー」など国内外10車種のディーゼル搭載車の出荷停止を決めた。人気の高いランクルの出荷停止は嫌気されやすく、株価の動向を見極めたいところだろう。
そのほか、昨日の引け後に決算を発表したところでは、jGroup<3063>、大倉工<4221>、東光高岳<6617>、丸大食<2288>、船場<6540>、三社電機製作所<6882>、アース製薬<4985>、ニッキ<6042>などの動向が注目されそうだ。
<AK>
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