<動意株・5日>(大引け)=Hamee、セレス、メディネット
セレス<3696.T>=後場上げ幅を拡大。この日正午ごろ、関連会社ゆめみが高速でネイティブアプリを構築する独自開発ツールを活用したプロジェクト推進支援サービス「Agile Open Innovation」を開始したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。新サービスは、従来の最大10倍の生産性でアプリの継続改善が可能となる独自ツールを活用し、展示会や社内向けデモの構築などのプロジェクト推進を支援するというもの。
メディネット<2370.T>=急伸。前引け後に、米国で進めていた「HSP105由来がん抗原ペプチド」に関する権利化が成立したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。「HSP105」は、膵がんや大腸がん、乳がん、食道がんなど、多くのがんに高発現していることが確認されており、幅広いがんに対する治療効果が期待されている新規のがん抗原。近年、こうしたがん抗原のペプチドを利用し、「樹状細胞ワクチン療法」をはじめとする「がんワクチン」の開発が世界中で活発に行われており、今回の特許成立を受けて、同社も「HSP105抗原ペプチド」の事業化を目指すとしている。
ACCESS<4813.T>=4連騰。この日、家庭内電力消費量を抑制するシステム構築を支援する「スマートハウス向け電力マネージメントソリューション」に、ローム<6963.T>の無線通信モジュールを搭載し、両社でグローバルに拡販することで合意したと発表しており、これを好感した買いが入っている。同ソリューションは、ACCESSの世界中で15億台を超える機器をネットに繋いできた組込ソフトウエア技術とノウハウに、ロームが手掛けてきたセンサネットワークを構築する無線デバイスのノウハウを組み合わせることで、「スマートハウス向け電力マネージメントソリューション」を開発したもの。同ソリューションを導入することにより、事業者は、スクラッチから開発することなく、高度な管理・制御ができる「電力マネージメントサービス」を迅速に開始することが可能になる。
イード<6038.T>=商いを伴い続騰し、連日の年初来高値更新。証券リサーチセンターの2日付リポートをきっかけにVR関連の出遅れとして注目度が高まっており、4日付の日本経済新聞で「15日に開幕するゲーム見本市『東京ゲームショウ』は仮想現実(VR)を体験できる専用機器の展示が100台を超える見通しだ」と報じたことが、人気に拍車をかけた格好だ。同社では、シータ(東京都中野区)と業務提携し、アイドル実写映像に特化したVR映像配信プラットフォーム「EINYME(エイニーミー)」の展開を7月から開始しており、自社制作コンテンツの配信だけでなく、他社制作によるコンテンツ配信も行う方針であるとしている。
CYBERDYNE<7779.T>=4日続伸。前週末2日の取引終了後、大同生命保険と業務提携し、同社のロボット治療機器「HAL医療用下肢タイプ」を用いた特定の疾病治療に対する新たな保険商品の開発を目指すと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。医療用HALは、2日から緩徐進行性の神経・筋難病疾患の患者に対して、公的医療保険による治療が開始されているが、今回、民間保険会社である大同生命と協働することで、医療用HALによる新医療技術の普及を促進を図る方針。また、神経・筋難病疾患の患者が最先端の治療を受けることにつながることも期待されている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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