シカゴ先物にサヤ寄せする形から、小動きで始まることになりそうだ。先週の日経平均株価は1週間で2450円ほど下げており、いったんは自律反発狙いの買いが入りやすいだろう。ただし、米国ではハイテク株の弱い値動きが目立っており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の戻りの鈍さが意識されるなか、日経平均株価の重荷になりそうだ。
また、米国では決算に大きく振らされやすいなか、国内においても今週から決算発表が本格化する。自律反発狙いの買いが入ったとしても積極的な売買は手控えられやすく、決算を手掛かりとした個別対応に向かわせよう。また、ハイテク株への物色が手控えられるなか、ディフェンシブ株へのリスク回避的な物色に向かわせやすく、相対的にTOPIX型優位の展開が見込まれる。
また、日経平均株価は先週末の急落によって、75日線を明確に下放れてきた。一時36733円まで下げていたが、価格帯別出来高では36000円辺りでの商いが積み上がっている。同水準に接近する局面では持ち高調整の売りが強まりやすいと考えられ、よりリスク回避姿勢に向かわせる可能性があり、戻り待ち狙いのショートスタンスに向かわせそうである。
なお、前週末に決算を発表したところでは、ラピーヌ<8143>、ケミプロ化成<4960>、ひらまつ<2764>、WDI<3068>、ダイハツデイ<6023>、マルタイ<2919>、岩井コスモ<8707>、アビックス<7836>、中部飼料<2053>などの動向が注目される。
<AK>
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