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京都の自動車部品メーカーサンコール EV用バスバー 九州へ生産拡大 4億円投資で2025年度売上40億円を見込む

配信元:PR TIMES
投稿:2023/06/22 11:17
京都の自動車部品メーカー・サンコール(本社:京都市、社長:大谷忠雄)は2023年5月、EV/HEV用バスバーの生産拡大のため、九州・熊本県の連結子会社サンコール菊池(株) に 約4億円の大型投資をすることを決定しました。この拡大により、バスバー事業全体の売上は、2025年度40億円を見込んでいます。




熊本(イメージ)

EVの血管、バスバー
近年世界的にEV化の加速する中、配電部品の需要がますます高まっています。そのうちの1つであるバスバーは、銅などの金属で出来た導体棒です。数百アンペアの大電流が走る電動車では、効率的な電気の供給が動力性能や航続距離等に大きく影響します。また、EV化で課題となる充電時間の短縮でも400→800Vへの高電圧化が見込まれており、ワイヤーハーネスの代わりとしてインバーターやバッテリーパックなどのユニット間をつなぎ、大電流を届けることのできるバスバーは、電動車の血管ともいえる重要な役割を担っています。
バスバーが走るEV車体
サンコールのバスバー事業は、2013年に国内自動車メーカーのハイブリッド車に採用されたことを皮切りに始まりました。以後、愛知県豊田市の広瀬工場に一貫生産ラインを構え、日本の自動車メーカーの 電動化を支え続けています。
近年、相次いで国内メーカー2社のEV向けに 量産流動を開始し、更に 2025年量産開始の大型EVプログラムへ搭載が決定したことから、熊本県の子会社・サンコール菊池株式会社(注1)を新しい生産地に選定し、生産能力を大幅拡大することを決定しました。既に4月から一部生産を開始しており、2025年にかけて約4億円の投資による更なる増強を予定しています。


80年の経験を生かして
戦時中京都に生まれたサンコールは、80年の歴史で培った塑性加工技術・溶接技術を応用したものづくりを持ち味としています。ばねのチャンピオン品といわれるエンジン用弁ばねや、トランスミッション用のリングギアなど高強度材の加工技術を応用し、電動化の時代に向けて独自のEV製品戦略を展開しています。
バスバーのマルチフォーミング(multi-forming)と呼ばれる加工方法がそのひとつです。フォーミングとは、線状の材料を送りながら一筆書きの要領で曲げていく工法で、曲げ太りや断面の管理などのノウハウを必要とします。オリジナルのフォーミングマシンをもち、メートル級の長さまで、少量多品種にも対応できる対応力の高さは、多くの自動車メーカーから評価されて来ました(注2)。
サンコールのバスバー

長尺や塗装品、フレキシブルなど

EV技術・揺籃の地、熊本に白羽の矢
このフォーミング技術をサンコールで最初に完成させたのが、サンコール菊池(株)です。
緑豊かな熊本県菊池市に位置する同社では、20年以上前から、磁気ノイズキャンセリング用のノイズフィルター、モーターの配線用バスリング(写真)などのEV製品を開発してきました。
数十個のフォーミングツールを組み合わせ、プロセス開発から生産立ち上げまで自社内でおこなう、サンコールグループに類を見ない技術集団です。

バスリング
今回の生産拡大先として白羽の矢が立った背景には、サンコール菊池の高い技術力があります。もともとぜんまい部品製造用に使われていたフォーミング機械を、技術者たちが自ら改造し半年間かけてオリジナルのバスバー設備を完成させました。
「最初は上手くいかず、ツール変更の繰り返し。量産になってからもロット毎のばらつきなどがあった。曲げて歪んだときに自動で修正する仕組みもつけた。一から考える仕事が好きな人にはたまらない仕事。」設備を手掛けた鶴崎さんは言います。

水の美しい菊池市(菊池渓谷)

地元密着!魚釣りルアー、キウイにトマト

こうした技術を地域の為に生かそうと、サンコール菊池では様々な地元密着型の需要に挑戦しています。農家の悩みに応えるため、長芋やスナップエンドウのネットフック、キウイ農家の棚の固定用フックや、トマト誘因用フック(写真)、農作物の防鳥ネット用フックなど、フォーミング機械の改造によりオリジナル製品を編み出しています。農業以外にも、九州の釣り具メーカーへ、ルアー用の細工ばね(写真)を提案するなど、車載や高強度材料にこだわらないマルチな事業を展開しています。

釣り用のルアー部品も製造している

トマト農家用のフックなど多彩な加工ができる

100%熊本出身者で構成される同社は、社員の提案を尊ぶ自由な社風と、女性でも活躍出来る職場作りが認められ、2020年に「熊本ブライト企業(注3)」に認定されました。
今後の生産拡大に向けて大規模増員を前に春田社長は「これからのEV化時代を睨み、顧客ニーズに対応すべく自ら考え行動し未来の製品を造り出す会社を目指す。」と意気込みます。

サンコール菊池株式会社 春田社長

日本のEV戦略を支える
このようにして育まれてきたマルチフォーミング技術は、2mもの超長尺バスバーなど当社ならではの製品に結晶し、ますます需要が高まる市場に向けて改良・開発がすすんでいます。
今後はサンコール菊池を、京都・広瀬・山梨に次ぐ、サンコール第4のEV製品生産拠点とし、次世代事業の砦としていく構想です。サンコールグループ全体でのバスバー事業規模は、サンコール中期経営計画GGP24(注4)をはるかに上回り、2025年40億円規模に達する見込みです。
これからも、技術を武器に世界のEV技術の発展のため、邁進していきます。





- サンコール菊池(株)春田社長コメント-

春田社長
昔少し手掛けていたEV関連製品をここ 2 年でやっと本格始動できた。これからは、どう強みを出していくか、どうコストを下げていくか勝負どころだ!







_________________________________________

注1) サンコール菊池株式会社 https://www.suncall-kc.co.jp/
    代表取締役 :春田 高宏 
 所在地 :〒861-1311 熊本県菊池市赤星1950

注2) 多彩なバスバーライナップ https://www.suncall.co.jp/shunt-sensor-solution/busbar/
注3) 熊本ブライト企業:熊本県が創設・認定する「働く人がいきいきと輝き、安心して働き続けられる企業」
注4) サンコール中期経営計画GGP24(Global growth plan 2024)https://www.suncall.co.jp/ir/plan/
配信元: PR TIMES

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